赤ちゃんを育て始めた時は、「赤ちゃんが何で泣いているのか分からない」ということもあるのではないでしょうか。
この時期の赤ちゃんは、お腹が空いたから泣くとか、オムツがぬれたから泣くなどと、区別しているわけではないようです。
何か不快なことがあるから泣いているのです。
だから、赤ちゃんが泣き始めたら、「何か不快なことがあるんだな」と思ってあげるだけで十分なんだそうです。
大切なのはその後で、泣いたら必ず赤ちゃんのところに行って、オムツを調べたり、体の様子を見てあげてください。
これを繰り返していくうちに、赤ちゃんは泣くという表現で何かを訴えると、お母さんやお父さんが必ず来てくれて、自分を気持ちよくしてくれるということを学んでいくそうです。
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親子の信頼関係を築くあそび(3~5ヶ月)
3ヶ月くらいまでは、まだ自分で寝返りも打てませんが、親の温もりや声に敏感に反応します。
・優しく体をタッチする
・抱っこをしてゆっくり揺らす
・赤ちゃんが「あー」など声をあげたら、「あーだね」と繰り返す
など、応えたり、刺激を与えたりしてあげて下さい。こうしたやり取りが親子の信頼関係の基本になります。
大人が顔を近づけて笑ったり、口を開けたりなどのいろいろな表情を、見せてあげるのもいいと思います。
この時期の玩具は、揺れて動くもの、白・黒、あるいは赤・青・黄の3原色などはっきりした色がおすすめです。モビールやオルゴールなどは、赤ちゃんの五感に心地よい刺激を与えてくれます。
4~5ヶ月になると、手で握ったり、動かすと音がしたり、形が変化するラトルなどを与えると盛んに手であそびます。赤ちゃんは手を動かすと同時に、足や胴体も動くので、全身運動を誘発することにもつながります。
手あそびと身体的コミュニケーション(6~7ヶ月)
この頃になると、泣くとお母さんやお父さんが来てくれることが分かるようになり、来てほしくてわざと泣くとか、要求によって泣き方を変えるということを覚えるようになります。すごい成長ですよね!
6~7ヶ月ごろには1人で座れるようになって、両手が自由になることから、手を使ってあそぶことが格段に多くなります。手を使って、目と手の協応運動を刺激すると、脳の成長を促すことにもつながります。
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ラトルや、仕掛けのある玩具、ダイナミックな動きのある玩具でいろいろな動きを引き出すことも大切です。
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また、視力も上がってくるので、布絵本もおすすめです。ページごとにカサカサ音がしたり、鏡がついていたり、いろいろな工夫がされているので、赤ちゃんも大好きです。
また、どこでも簡単にできる親子あそびとして、「いないいないばあ」や「それ下さい」→「はいどうぞ」といったやり取りあそびも赤ちゃんは大好きですね。
体がしっかりしてきたら、高く抱き上げてあげたり、くすぐったり、身体的なコミュニケーションが効果的です。また、布絵本に加えて、シンプルで分かりやすい絵柄の絵本を読んであげてもいいと思います。
多様な動作を引き出す体あそび(8ヶ月)
このころになるとハイハイを始めます。ハイハイをこの時期にしっかり体験しておくと、大きくなってから、まっすぐ走れたり、転んだ時に手がつけたり、怪我をしにくい体を作ることができます。
また、ハイハイを一生懸命することは、集中力や探求心や行動力を発揮することにもつながります。
欲しいもの目がけて突き進み、その結果欲しいものが手に入ると、とても大きな喜びを感じることができるんです。
ハイハイを促すには、目の前でボールを転がすなど、子どもが自分で手を出して取るような動きを仕掛けてあげるといいですね。
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手足の力や平衡感覚が育つと、つかまり立ちを始めます。視野が広がるので、「見る」という行為の楽しさや好奇心が大きくなります。特に動くものや、変化するものに興味を持つようになります。
安心感を育む(1歳ごろ)
1歳近くになると、言葉は話せなくても大人の言うことが理解できるようになり、コミュニケーションが取りやすくなってきます。
大人と赤ちゃんが体をふれ合ってあそぶ、「チョチ チョチ アワワ」とか「いっぽんばーし こーちょこちょ」あるいは、「たかいたかい」などは、代表的な赤ちゃんのコミュニケーションあそびです。
肌と肌がふれ合う感覚は、赤ちゃんにとって、貴重な体験になります。
「たかいたかい」のようなちょっと危ないくらいのあそびは、運動能力を伸ばしてあげるのにも効果的と言われています。
ただし、あまり乱暴に上下すると、揺さぶられ症候群になる可能性もありますので、気をつけてください。
赤ちゃんの世界を少しずつ広げてあげるという意味から、親以外にも安心できるような人形などを用意してあげるのもいいと思います。
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赤ちゃんは顔のある物に興味を引かれます。お母さんが人形を通して話しかけたり、そばに置いて親しんでいると、安心してあそぶようになると思います。
おすわりであそべるようになると、一つの玩具で飽きずにあそぶことが増えてきます。
もし赤ちゃんが1人で機嫌よくあそんでいる時は、そっとしておいてあげるといいそうです。
何かできなくて困っていても、助けを求めてくるまでは様子を見て、先回りしない方が、赤ちゃんの自主的にやろうとする意欲が育つそうです。
そういう意味でも赤ちゃんの1人あそびは大切なんですね。
まとめ
これまで主に赤ちゃんの接し方や玩具について話をしてきましたが、玩具以外にも、葉っぱやお花、風や光などの自然にも触れさせてあげてほしいですね。
家の回りを抱っこでのんびり歩くだけでもいいし、そよそよと吹く風を感じるのもいいと思います。
この時期の赤ちゃんは、ゆったりとした弱い刺激を快くかんじるようですよ。
自然は同じものが2つとしてありませんし、やわらかかったり、いい香りがしたり、偶然の出会いがたくさんあったり、赤ちゃんのワクワクを引き出してくれる、「あそび道具」だと思います。
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