1~2歳児期の言葉の発達に必要な大人の関わり方

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1歳くらいになると、声を出してコミュニケーションを取ろうとする姿が、少しずつみられるようになります。

そういう時の関わりが、今後の言葉の発達にも関係してくるそうです。

今回は1~2歳くらいの子の言葉の発達に必要な、大人の関わり方について書いていきたいと思います。



目次

【想像力を育てることが言葉に繋がる】

言葉がまだ出てこない1歳くらいの子どもに、想像する力がついてくると「ワンワン見に行く?」と言うと、目の前に犬がいなくても、いつも見る犬を頭の中に思い描くことができるようになります。

これに繋がることとして、「いないいないばあ」があります。顔を隠したお母さんは、今は見えないけれども、そこにはちゃんとお母さんがいるということを経験することで、少しずつわかってくるのです。

そして、8ヶ月から10ヶ月くらいになると、お母さんが「ちょっとごはん作ってくるからね」と目の前からいなくなっても、お母さんはちゃんと戻ってくるということが理解できるようになります。

お母さんが見えなくても、ごはんを作っているんだと想像できるようになるのです。

ごはんを作りに行ったお母さんが、また戻ってくる…つまり「いないいないばあ」の延長ということですね。

だいたい10ヶ月くらいになると、このような想像する力が発達してくると言われています。

では、どうすれば想像する力が育つの?

この想像力は共感することで育ちます。

例えば赤ちゃんが「あ、あ」と声を出して関わろうとしたら、お母さんが「あそこに犬がいたね」とか「お外に行きたいの?」など声をかけてあげて下さい。

もちろん、ただ適当に声をかけるのではなく、赤ちゃんが何を言い表したいのかを汲み取って、丁寧に言葉に言い直す。そうした『赤ちゃんへの共感』が想像力の基礎となっていくのです。

【大切なのは赤ちゃんの指差しに応えること】

赤ちゃんは「あ、あ」と言いながら指差しをするようになります。その指差したものを見て、大人が「あ、犬がいたね」など声をかけることで、ものには名前があること」が分かってきます。さらに大人が「自分の思っていること、考えていることを分かってくれる」と、自分の要求や気持ちが人に伝わる喜びを感じるようになります。
これがやがて自我の育ちに繋がっていくのです。

「ものに名前があることが分かる」ってすごいことなの?

名前があるということが分かると、自分にも名前がある、ママにも名前がある、つまり自分とママは違うんだということが、少しずつ分かってくるということです。
そして自分とママが違うということが分かってくると、「自分は自分なんだから自分で決めたい!」という自我が芽生えてきます。

そういう意味で指差しは言葉の前兆と言われています。

ここで大切なのは、子どもが指差しをしたら、それと同じものを見て「あ、ちょうちょが飛んでいたね」と心を通じ合わせて喜び合うことです。指差しに応えることをしていくと、子どもは、「ママと一緒に見たい!」「ママに伝えたい!」と強く思うようになります。赤ちゃんの言葉にならない言葉に、大人からの言葉を添えてあげて下さい。

【言葉を添えてあげる】

1歳3ヶ月くらいになると、7割くらいの子が「まんま」とか「わんわん」という意味のある言葉(これを一語文といいます)を言えるようになってきます。

一語文はただ単語を言っているだけではないんです。
「わんわん」という一言の中にも「見て、犬がいたよ!」「私は犬が好きなのよ」「犬、かわいい」などたくさんの意味が込められています。
そこで大切なのは、子どもが「わんわん」と言ったら、「わんわん、いたねぇ」「○○ちゃん、わんわん好きだものね」と言葉を添えてあげて欲しいと思います。

また、ネコを見ても「わんわん」という子がいますが、おそらく動物の総称として「わんわん」と捉えているのだと思います。そういう時は「違うでしょう」と否定するのではなく、「ネコがいたね」とか「ネコっていうんだよ」とさり気なく訂正してあげて下さい。

大人はよく絵本をテキストのようにして「これは何?これは?」と質問をして単語を言わせて、ものの名前を覚えさせようとしますが、それはただ言わせているだけなんです。

では、どうしたらいいの?

どうすればいいかというと、言わせようとするのではなく、子どもが何に興味を持っているのか?子どもの気持ちを汲み取ることが大切です。

そして、子どもが興味を持って感じているであろうことを、親が代わりに言葉にしてあげる。するとだんだん子どもは自分の気持ちや感情を言葉で言えるようになっていきます。子どもは興味を持ったことは、すごい速さで吸収していきます。

そうすることで将来、自分の考えていることや思っていることを、言葉にして人に伝えられる子になっていくと思いますよ。

【まとめ】

今回はは1~2歳くらいの子の言葉の発達に必要な、大人の関わり方について書いてみました。
この時期に必要なことは、

  • 共感する
  • 子どもの指差しに応える
  • 子どもが興味を持ったり感じたりしたことに、言葉を添える

の3つがあげられます。

どれにも共通することは、子どもの気持ちを想像するということですね。

我が子は…
何をしてほしいのかな?
何を言おうとしているのかな?
何に興味を持っているのかな?
今どんな気持ちかな?

などなど…いろいろ想像してたくさん声をかけてあげて下さい。

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