【保育士歴20年が厳選】1歳児におすすめの絵本5選｜ことばと心を育てる本

1歳児は言葉が芽生え始め、身の回りへの興味がぐんと広がる時期。

そんな大切な発達を後押しするのが絵本です。

この記事では、保育士歴20年の経験を活かし、実際に1歳児クラスで大人気だった絵本5冊をピックアップ。

絵本との触れ合い方や、ことばと心を伸ばす遊び方のコツも合わせてご紹介します。

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【1歳児におすすめの絵本5選】

『いないいないばあ』

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• 特徴: 赤ちゃんの大好きな「いないいないばあ」の遊びを題材にした、ページをめくるたびにドキドキと安心が繰り返される絵本。登場する動物たちの表情が豊かで、表情認知力も育まれます。
• おすすめポイント: 親子で一緒に”ばあ！”と声を合わせることで、表情・音声のやり取りが自然に生まれ、信頼関係を深めることができます。
• 活用エピソード: クラスで朝の自由遊びの時間に読み聞かせたところ、読み終えたあとも子どもたち同士で顔を隠して”いないいないばあ！”と真似して遊ぶ姿が見られ、言葉のやり取りが自然に増えました。

『だるまさんが』

• 特徴: “どてっ” “ぷしゅー”など、リズミカルで楽しい擬音語が満載。絵本のだるまさんの動きに合わせて、言葉と体をリンクさせる感覚を育みます。
• おすすめポイント: シンプルな動作に合わせて、子どもたち自身が体を動かして真似できるため、運動機能と語彙力の両方を刺激します。
• 活用エピソード: 毎朝のサークルタイムに導入し、子どもたちと一緒に”どてっ！”と倒れる動きを取り入れたところ、楽しみながら集団での一体感も育まれ、活動への集中力も高まりました。

『しろくまちゃんのほっとけーき』

• 特徴: ホットケーキを作る過程を、優しいタッチのイラストとともに丁寧に描写。”ぽたん ぽたん” “ぷつぷつ”といった音も魅力。
• おすすめポイント: 生活の中の”できごと”を絵本でなぞることで、子どもたちが普段の生活を理解・再現する力を育てます。想像力や順序立てて考える力も伸びます。
• 活用エピソード: おままごと遊びの前にこの絵本を読み聞かせたところ、”ぽたん””ぷつぷつ”と絵本に出てきた音を口にしながら、自分たちでホットケーキ作りを再現する姿が見られ、生活と遊びが見事にリンクしました。

『おつきさまこんばんは』

• 特徴: 日が暮れてお月さまが顔を出すシンプルなストーリー。暗い夜の世界が優しいトーンで描かれ、安心感を与える絵本です。
• おすすめポイント: 一日の終わりを穏やかに迎えるためのルーティンにぴったり。”おやすみ”の習慣付けや、夜への親しみを育てます。
• 活用エピソード: 午睡前に読み聞かせを取り入れると、活動後でまだ興奮している子どもたちが徐々にリラックス。”おつきさま、こんばんは”と静かに絵本に返事をしながら、スムーズに眠りに入ることができました。

『ごあいさつのえほん』

• 特徴: 親しみやすいキャラクター：ことりのピイちゃん、ねこのミケ、こいぬのコロ、かいじゅうさんなど、子どもに人気の動物キャラクターが登場し、親しみやすさを感じさせます。
• おすすめポイント: 挨拶の習慣づけ：しかけを使ってキャラクターが「こんにちは」とおじぎをする動作を再現しており、子どもが自然と挨拶の仕方を学べます。
• 活用エピソード: 1歳のお子さんが絵本のキャラクターの動きを真似して挨拶をするようになり、「もういっかい！」と何度も読みたがるほどお気に入りになりました。

【Q&A】

Q1. 1歳児にはどれくらいの長さの絵本が適している？
→ 1冊あたり3〜5分以内の短い絵本がおすすめ。集中力が切れにくく、繰り返し楽しめます。

Q2. 絵本選びで注意するポイントは？
→ イラストが大きくシンプル、しかけや触感要素があるものを選ぶと興味を引きやすいです。

Q3. 家庭での読み聞かせのコツは？
→ 子どもの目線に合わせてゆっくり語りかけ、一緒にページをめくるタイミングを合わせましょう。

【まとめ】

1歳児期は絵本を通じてことばや心の発達が著しく進む大切な時期です。今回紹介した5冊は、すべて保育現場で効果を実感したものばかり。親子で楽しみながら、日常の中で絵本の力を存分に活かしてください。

次回は「【イヤイヤ期に効く！】2歳児におすすめの育児本3選」をお届けしますので、お楽しみに！

■関連リンク：年齢別のおすすめ本もチェック！

・【イヤイヤ期に効く！】2歳児におすすめの育児本3選｜保育士目線で解説
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