双子や年の近い兄弟を育てる親御さんにとって、二人乗りベビーカーは日々の外出に欠かせないアイテムです。
ですが、選び方に悩む方も多いのではないでしょうか?
本記事では、日本で購入できる人気の二人乗りベビーカーを、シーン別や価格帯別にわかりやすくご紹介します。
日常使いからアウトドアまで、幅広い用途に対応するモデルを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【2人乗りベビーカーの選び方】
2人乗りベビーカーのメリットとデメリット
2人乗りベビーカーは、双子や年齢差の小さい兄弟を育てる親御さんにとって便利なアイテムです。
1台で2人の子どもを同時に乗せられるため、移動の負担を軽減し、子どもが歩き疲れて抱っこをせがむ場面でも役立ちます。
しかし、一方でデメリットもあります。
一般的にサイズが大きく、取り回しや収納に手間がかかる点が挙げられます。
車に積み込む際にはスペースをとり、狭い道や公共交通機関の利用時には苦労することも。
特に、日本の街並みや駅などでの利用を考えると、サイズ選びは慎重に行う必要があります。
使用シチュエーションに応じた選び方のポイント
2人乗りベビーカーを選ぶ際には、使用シチュエーションを考慮することが重要です。
例えば、日常の買い物や近所の公園での利用が主なら、軽量かつコンパクトに折りたためるモデルが便利です。
一方で、長時間の外出や旅行などのシーンでは、シートがフルリクライニング可能で、収納スペースが豊富なモデルが重宝します。
また、片手での操作がしやすいハンドルやスムーズに回転できるタイヤは、狭い通路や混雑する場所での移動が多い方には必須です。
さらに、赤ちゃんと年齢が離れた兄弟向けには、シートごとに異なるリクライニングが可能なモデルもおすすめです。
【シチュエーション別おすすめ2人乗りベビーカー】
買い物や日常のお出かけに最適
日常の買い物やご近所へのお出かけに使用する場合、軽量で取り回しの良いモデルが理想です。例えば、コンパクトに折りたためる縦型タイプの2人乗りベビーカーは、狭い店内や通路での移動に便利です。
おすすめ商品 :「Joie(ジョイー)エヴァライトデュオ」
特徴:2人乗りベビーカーの中でも10.1kgと軽量設計でありながら、しっかりとしたフレームが特徴。縦型の二人乗りで、前後のシートがリクライニング可能。片手で折りたたむことができ奥行き39cmとコンパクト。電車やバスの乗り降りにも対応。32リットルの大容量カゴもうれしいポイントです。
メリット:幅が狭く、日常の買い物や狭い通路のある場所での取り回しがスムーズ。
デメリット:縦型なので、リクライニングできる範囲に制限がある場合も。お昼寝が長時間になる場合は横型の方が快適かもしれません。
長時間のお出かけや旅行に便利
長時間のお出かけや旅行には、座り心地がよく、収納力が高い2人乗りベビーカーが適しています。特にフルリクライニング機能がついたモデルであれば、子どもが車内で寝た場合も快適に過ごせます。
おすすめ商品:「エアバギー ココダブル」
特徴:横型の2人乗りで、エアタイヤが標準装備され、走行がスムーズ。両方のシートがフルリクライニング可能で、赤ちゃんから幼児まで快適に利用できます。
メリット:お昼寝や長時間の利用に適しており、収納バスケットが広いので荷物もたっぷり入れられる。
デメリット:幅が広いため、狭いエレベーターや公共交通機関での利用には注意が必要。
公共交通機関での移動に適している
電車やバスを利用する場合は、折りたたみがしやすく、コンパクトで持ち運びが便利なモデルが求められます。縦型の二人乗りベビーカーは、駅やバス車内のスペースでも比較的使いやすいです。
おすすめ商品:「besrey 2人乗りベビーカー 」
特徴:軽量でありながら、赤ちゃんの頭を支える機能が充実しているため、安定感も抜群。前後のシートが独立してリクライニング可能で、縦型なので折りたたみやすく、持ち運びも簡単。
メリット:駅の改札やエレベーターの狭い通路でも使いやすく、車内での取り回しもスムーズ。
デメリット:収納スペースが小さいため、荷物が多い場合には不向き。
高い安定性が必要な長距離散歩や日常使用向け
長距離散歩や毎日の使用には、安定性が高く、衝撃を吸収するためのタイヤやフレームがしっかりしたモデルが適しています。特に、公園や舗装されていない道でもスムーズに進めるモデルであれば、双子や兄弟の乗り心地も良くなり、保護者も快適に使用できます。
おすすめ商品:「コンビ ツインスピン」
特徴:横型で安定感が高く、大型タイヤがクッション性を提供し、舗装されていない道や凸凹のある歩道でも快適に走行できるモデル。シートの位置も高く、双子や兄弟が並んで座れるため、お互いの顔が見えるのも安心感に繋がります。
メリット:しっかりしたフレーム構造と安定感があるため、転倒しにくく、屋外での長距離散歩に最適。大型タイヤによる衝撃吸収で、子どもの負担も軽減されます。
デメリット:横幅が広いため、狭い通路や店舗では使いにくい場合があり、公共交通機関での利用は少し工夫が必要です。
このモデルは特に、自然公園や舗装されていない場所への散歩、もしくは毎日のようにベビーカーを使う家庭におすすめです。ベビーカーの収納容量も大きく、荷物が多い日常使いにも対応しています。
【価格帯によるおすすめ】
二人乗りベビーカーは、性能やブランドによって価格に大きな幅があります。ご家庭の予算や使用シーンに応じた価格帯のおすすめモデルをご紹介します。価格と品質のバランスを考慮し、長く使える二人乗りベビーカーを選ぶための参考にしてください。
コストパフォーマンス重視の低価格モデル
価格目安 : 3〜5万円
比較的手頃な価格で購入できるモデルは、使用頻度が低い家庭や、予算を抑えたい家庭に適しています。特に、サブのベビーカーとして用意しておく場合にも便利です。
おすすめ:「グレコ デュオグライダー LX」
特徴:リーズナブルな価格でありながら、基本的な二人乗り機能が充実。前後座席タイプのため、座席ごとの独立リクライニングや日除けがあり、日常使いに必要な機能を備えています。
メリット:お手頃な価格で、必要最低限の機能がそろっており、サブのベビーカーとしても利用しやすいモデルです。
デメリット:大型モデルと比べるとタイヤやシートのクッション性が劣るため、長時間の使用にはやや向きません。
低価格帯モデルは、頻繁にベビーカーを使わない方や、車移動が多い家庭での短時間の利用に最適です。
ミドルクラスのバランスモデル
価格目安 : 5〜8万円
ミドルクラスのベビーカーは、機能と価格のバランスが良く、品質も一定の安心感があります。日常的に使用する場合や、頻度が高い場合に最適です。
おすすめ:「コンビ ツインスピン」
特徴:走行性と安定性に優れたエアタイヤを採用しており、押しやすくスムーズな操作が可能。座席も広く、快適に二人の子どもを乗せられます。
メリット:機能が充実しており、耐久性や安定感も十分で、毎日の使用にも対応できるモデル。価格と性能のバランスが良いため、メインのベビーカーとして長く使用可能です。
デメリット:高価格帯モデルと比べると、追加の拡張機能や収納容量がやや限られています。
おすすめ:「アップリカ ネルッコ ベッド(レンタル)」
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特徴:サスペンションが強化されており、安定感がありながら押しやすい設計が特徴。長時間のお出かけや、赤ちゃんと幼児の兄弟にも安心して使えます。
このモデルは、手頃な価格で日常的な使用に耐えられるベビーカーを探している方におすすめです。
長期投資としての高価格モデル
価格目安 : 8万円以上
高価格帯のモデルは、耐久性と快適性が非常に高く、家族での長距離移動や旅行など、長く使いたい家庭向けです。高性能モデルはさまざまなシーンで活躍します。
おすすめ:「バガブー ドンキー5 デュオ」
特徴:横型で子どもが並んで座れるため、互いに顔を見合わせて楽しめます。高い安定性とエアタイヤを採用し、長距離散歩や旅行に理想的。折りたたむとコンパクトになり、車移動にも便利です。
メリット:耐久性が高く、長期の使用に耐えられるため、長期投資として考えられるモデル。快適性も高く、どのシーンでも子どもが心地よく過ごせる設計です。
デメリット:価格が高いため、初期投資が大きくなります。また、横幅が広いため、狭い通路での使用は工夫が必要です。
おすすめ:「サイベックス Gazelle S」
特徴:耐久性のあるフレームやカスタマイズ可能なシート配置が特徴です。スタイリッシュで洗練されたデザインと、アウトドアシーンでの操作性の高さが人気です。
高価格帯モデルは、家族旅行やアウトドアシーンが多い家庭、頻繁に使用する方におすすめです。
【日本で人気の二人乗りベビーカーブランド】
2人乗りベビーカーの中には、日本の家庭での使用環境に配慮された製品が数多くあります。ここでは、日本の育児シーンで特に人気のある4つのブランドとその特徴を紹介します。
コンビ(Combi)
特徴:日本の育児用品ブランド「コンビ」は、軽量で持ち運びやすいモデルを多く提供しており、特に日本の狭い住宅環境や交通機関での使用を想定した設計が特徴です。コンビの二人乗りベビーカーは、折りたたみやすさや収納性を重視しながらも、安定感と使いやすさを両立しています。
アップリカ(Aprica)
特徴:アップリカは、安全性と快適性にこだわり、日本独自の育児スタイルに適した製品を数多く揃えています。特にアップリカの二人乗りベビーカーは、安定感とスムーズな操作性を兼ね備え、多機能なデザインが魅力です。
人気モデル:「アップリカ ネルッコ ベッド(レンタル)」
メリット:ゆったりとした座席設計と高い安定性が特徴で、赤ちゃんの成長に合わせて長く使用できます。サスペンションが強化されており、子どもが心地よく過ごせる仕様です。
おすすめシーン:長距離の散歩や旅行時など、長時間の使用におすすめです。
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グレコ(Graco)
特徴:アメリカの老舗育児ブランド「グレコ」は、日本でも広く親しまれています。特にグレコの二人乗りベビーカーは、シンプルでありながら必要な機能が充実しており、コストパフォーマンスが高い点が人気の理由です。
人気モデル:「グレコ デュオグライダー LX」
メリット:前後座席タイプで、赤ちゃんと幼児が快適に乗れるデザイン。独立リクライニングや大きな日除けがついているため、日常の使用に便利です。
おすすめシーン:お買い物や短距離の移動など、毎日の使い勝手を重視する家庭に最適です。
サイベックス(CYBEX)
特徴:ドイツ発の高級ベビーブランド「サイベックス」は、スタイリッシュなデザインと安全性に定評があります。サイベックスの2人乗りベビーカーは、デザイン性だけでなく、耐久性と走行性に優れ、特にアウトドアでの使用に適しています。
人気モデル:「サイベックス Gazelle S」
メリット:座席の並び替えが可能(1人乗り→2人乗りへ)で、子どもの成長に応じてアレンジできます。耐久性が高く、しっかりした作りが特徴のため、長期的に使いやすいモデルです。
おすすめシーン:広い場所での使用や旅行先での散策、アウトドアのシーンでも活躍します。
【よくある質問(Q&A)】
2人乗りベビーカーを購入する際に多くの方が疑問に思うポイントについて、よくある質問形式でお答えします。双子や年の近い兄弟を育てる親御さんが安心して選べるよう、ぜひ参考にしてください。
Q1. 2人乗りベビーカーを選ぶ際に最も重要なポイントは何ですか?
A1. 安定性と使いやすさが最も重要です。2人分の体重を支えるため、走行時のバランスやタイヤの安定感が非常に大切です。また、シーンに応じて使い勝手が変わるため、日常的な移動が多い場合はコンパクトで軽量なモデルを、長距離の散歩が多い場合はクッション性や耐久性の高いモデルを選ぶとよいでしょう。
Q2. 公共交通機関での使用は可能ですか?
A2. 公共交通機関で使用できる2人乗りベビーカーもありますが、コンパクトに折りたためるかどうかが重要です。特に混雑時はスペースを取るため、折りたたんだ状態でも簡単に持ち運べるモデルを選ぶのがポイントです。日本のブランドであるコンビやアップリカは、日本の電車やバスでの利用を想定したモデルが多くおすすめです。
Q3. 前後座席タイプと横並びタイプ、どちらが良いですか?
A3. 使用シーンに合わせて選ぶと良いです。前後座席タイプは幅が狭いため、狭い場所や混雑したエリアでも使いやすいのが特徴です。一方、横並びタイプは両方の子どもの様子を見やすく、より一緒に遊びやすいので、広い公園やアウトドアでの使用に向いています。生活環境やお出かけの頻度に合わせて選びましょう。
Q4. 赤ちゃんの月齢が違う兄弟で使用できますか?
A4. ほとんどの2人乗りベビーカーは月齢の異なる兄弟で使用可能です。リクライニング機能やシートのサポートが調整できるモデルなら、赤ちゃんと幼児の両方に対応できます。特に「コンビ スムーヴ」や「グレコ デュオグライダー」などは、年の近い兄弟にも使いやすいように設計されています。
Q5. 2人乗りベビーカーの価格帯はどのくらいですか?
A5. 価格帯は大まかに3万円から10万円以上まで幅広いです。高級モデルには、耐久性や安全性が向上したものや、デザイン性が高いものが多く、アウトドアシーンで活躍することが多いです。日常使いの場合は中価格帯のモデルでも十分満足できることが多いでしょう。次のセクションで、価格帯ごとのおすすめを詳しく解説します。
【まとめ】
双子や年の近い兄弟を育てる親御さんにとって、2人乗りベビーカーは日々の移動を快適にするための重要なアイテムです。
使用するシーンや頻度、またお子様の年齢に合わせて、最適なモデルを選ぶことがポイントです。
本記事を参考に、日常使いに適した軽量なものからアウトドア向けの高機能モデルまで、ご家族に合った一台を見つけてください。
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