「読み聞かせ、効果があるのはわかってるけど、正直めんどくさい…」
そんな気持ちになったこと、ありませんか?
毎日の育児や家事に追われる中、絵本を広げて、落ち着いて読んであげる余裕がない…そんな日もあるのが当たり前です。
この記事では、読み聞かせが面倒に感じる理由を見つめながら、それでも「無理せず続ける」ための考え方や工夫をお届けします。
【読み聞かせが“めんどくさい”と思ってしまうのは、悪いことじゃない】
疲れているのは、がんばっている証拠
寝かしつけや家事の合間に「さあ絵本を読もう」と思っても、疲れがたまっていると、ページをめくる手すら重たく感じることもあります。
「めんどくさい」と思う自分を責める必要はありません。それは、日々子どもに向き合っている証です。
理想の読み聞かせに縛られていませんか?
「感情を込めて読まなきゃ」「毎日続けなきゃ」と思い込んでいると、それが負担になります。完璧な読み聞かせなんて存在しません。
まずは「声に出して読むだけでもOK」とハードルを下げてみましょう。
【「読み聞かせ、今日は無理…」そんな日は、どうする?】
読み聞かせを“しない日”があっても大丈夫
たった1日や2日、読み聞かせをしなかったからといって、子どもの育ちに大きな影響があるわけではありません。
大切なのは、子どもとの関係そのもの。会話やふれあいの中にも、ことばの種まきはたくさんできます。
子ども自身に読ませてみるのも手
文字が読めなくても、子どもが絵本を見ながらお話をつくって読む「ごっこ読み」も立派な読み聞かせ体験。
おうちの方が聞き手になってあげることで、子どもが「伝える楽しさ」を感じられる時間になります。
【気軽にできる「ゆる読み聞かせ」の工夫アイデア】
1日1ページだけ、でもいい
「最初の1ページだけ読もう」と決めると、気持ちが楽になります。子どもが続きを求めたら、その時に考えればOK。
1ページでも、親の声を聴く体験は心の栄養になります。
読み聞かせアプリや音声に頼るのもアリ
どうしても気力がない時は、アプリやYouTubeの「読み聞かせ動画」に助けてもらいましょう。
完全におまかせせず、一緒に聴いたり「このページの絵かわいいね」などの一言があるだけで、心のつながりが生まれます。
お気に入りの“短い絵本”を常備しておこう
1〜2分で読める短めの絵本を何冊か置いておくだけで、「今日はこれにしようかな」と選びやすくなります。
たとえば、以下のような短めでテンポの良い絵本はおすすめです。
- 『じゃあじゃあびりびり』(まついのりこ)
- 『ぴょーん』(まつおかたつひで)
- 『いないいないばあ』(松谷みよ子)
僕が最もおすすめする楽々読み聞かせ絵本はこちら↓↓↓
『おかしなおかしなおかしのはなし』

とにかく短い!1話1ページ完結。挿し絵もかわいいです。僕も幼稚園でよく読んでいます。長いお話を読む時間がない時には、1話読んで、時間があればもう1話…と子どもの状況によっても調節できます☆お家に1冊あると便利ですよ!
【読み聞かせは“義務”じゃない。関係性のひとつの手段】
読み聞かせは、子どもの語彙力や想像力を育む素晴らしい方法です。
でも、決して「絶対にしなければならない育児の義務」ではありません。
あなたとお子さんの“関係性を深める手段のひとつ”にすぎないのです。
無理せず、気が向いたときに、少しだけ。
そんな“ゆるくて心地よい読み聞かせ”が、実は子どもの心に残ることもあります。
【 その他おすすめの記事】
- 〖保育歴20年以上の経験から〗絵本の読み聞かせで大切にしてきた5つのこと
→ https://o-u-ma.com/yomikikase-taisetsu-5/
保育のプロが”読むときの間”や”声のトーン”など、実践的なコツを5つに絞って解説しています 。 - おもしろい・笑える絵本特集|4歳児が夢中になるユーモア絵本5選!
→ https://o-u-ma.com/ehon-4sai-humor/
「短くてテンポよく、楽しく読みたい」というときにぴったりのユーモア絵本を多数紹介 。 - 4歳児にぴったり!7月〜8月に読みたい「夏の季節絵本」おすすめ5選
→ https://o-u-ma.com/summer-event-books/
夏の季節に合った短め・楽しい絵本が揃っていて、気軽に読み聞かせしたいときにおすすめ 。
【まとめ|「がんばりすぎない」読み聞かせでいい】
- 「めんどくさい」と思う日は、誰にでもある
- 毎日じゃなくても大丈夫
- 少し読むだけでもOK
- 読み聞かせを“義務”にしないことが大切
あなたが疲れている日は、子どももきっと感じ取っています。
だからこそ、少し肩の力を抜いて、“あなたらしい関わり”を大切にしてくださいね。
コメント