夏は高温多湿で体力を消耗しやすい時期です。
今回は夏に多く見られる感染症について調べてみました。
【夏風邪とは】
夏に特に流行る風邪を「夏風邪」と言います。
夏風邪の多くは2つのウイルスが原因になっているそうです。
1つはエンテロウイルス。主に「手足口病」と「ヘルパンギーナ」があります。
2つ目はアデノウイルス。主に「咽頭結膜熱(プール熱)」と「流行性角結膜炎(はやり目)」があります。
それでは、それぞれの感染症の主な症状を見ていきたいと思います。
「手足口病」
熱と喉の痛みに続いて、主に手のひら、足の裏、口の中などにブツブツとした発疹が出ます。口の中の痛みで食欲が落ちることもあります。
「ヘルパンギーナ」
高熱、喉の痛みと、口の中に発疹ができます。口の中はかなり痛みがあるようで、食事が取りにくくなることもあります。
◆しっかりとした水分補給を◆
手足口病、ヘルパンギーナでは、口の中の痛みを伴い、食欲が落ちたりします。子どもは、水分や食事が取れなくなると、脱水になりやすいので、工夫が必要です。酸味のあるものを避け、甘くて喉ごしの良いものにした方が、刺激が少なそうです。
「咽頭結膜熱」
プール熱とも呼ばれることがあります。高熱、喉の炎症、目の痛み・かゆみ・充血などの結膜炎のような症状がでます。まれに、腹痛、下痢を起こすこともあるそうです。
「流行性角結膜炎」
目の充血、まぶたの裏にブツブツができて、目やにや涙が増える。かゆみ、ゴロゴロ感、まぶしい感じなどが見られる。
【その他の感染症】
「とびひ」
夏に多い細菌感染症の1つです。肌荒れや虫刺されなどを掻き壊したところについた菌が、感染を起こします。さらに、それが体の他の部位に広がったり、触れた人にうつったりします。普段から手洗いをしたり、肌を清潔に保つようにするといいそうです。
「食中毒」
細菌、ウイルス、寄生虫などが原因となります。夏に多いというわけではありませんが、バーベキューなどで、加熱が不十分な肉や魚を食べて、腹痛や下痢を起こすことがあります。鶏肉に含まれるカンピロバクター、魚に含まれるビブリオ菌、大腸菌O-157やサルモネラ菌などが、原因としてあげられます。
食材にしっかり火を通す、消費期限内に食べきる、長時間の常温保存を避けるなど、気をつけましょう。こまめな手洗いも大切です。
【誰でもできる感染対策】
「咳エチケット」と「手洗い」
ウイルスは咳やくしゃみの飛沫や鼻水の中にいます。咳やくしゃみが出るときは、マスクをしたり、しっかり手を洗ったりするなど、普段から気をつけて、感染症を予防しましょう。
(※↓↓↓手洗いと咳エチケットのリンクを貼っておきます。)
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