夏に多い子どもの感染症

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夏は高温多湿で体力を消耗しやすい時期です。

特に小さい子どもは免疫力も弱く、感染症にも罹りやすいので、注意が必要です。

今回は夏に多く見られる感染症について調べてみました。




目次

【夏風邪とは】

夏に特に流行る風邪を「夏風邪」と言います。

夏風邪の多くは2つのウイルスが原因になっているそうです。

1つはエンテロウイルス。主に「手足口病」と「ヘルパンギーナ」があります。

2つ目はアデノウイルス。主に「咽頭結膜熱(プール熱)」と「流行性角結膜炎(はやり目)」があります。

それでは、それぞれの感染症の主な症状を見ていきたいと思います。

手足口病

熱と喉の痛みに続いて、主に手のひら、足の裏、口の中などにブツブツとした水ぶくれのような発疹が出ます。口の中の痛みで食欲が落ちることもあります。

4歳くらいまでの乳幼児を中心に流行し、手足や口だけでなく、お尻や膝の周り、顔に発疹があらわれる場合も。

また年によって流行する型が変わったり、複数の型が同時期に流行したりする場合もあるため、ひと夏に2回発症する子もいます。

ヘルパンギーナ

5歳以下の子どもが感染することがもっとも多いといわれています。

突然の高熱に続いて、喉の痛みと、口の中に水ぶくれのような発疹ができます。

数日経つと水疱が潰れて潰瘍になり、口の中はかなり痛みがあるようで、食事が取りにくくなることもあります。

高熱に加え、食べられない、飲めない、不機嫌になるといったことから、発症に気づくことが多い感染症です。

◆しっかりとした水分補給を◆

手足口病、ヘルパンギーナでは、口の中の痛みを伴い、食欲が落ちたりします。子どもは、水分や食事が取れなくなると、脱水になりやすいので、工夫が必要です。酸味のあるものを避け、甘くて喉ごしの良いものにした方が、刺激が少なそうです。

咽頭結膜熱

プール熱とも呼ばれることがあります。高熱、喉の炎症、目の痛み・かゆみ・充血などの結膜炎のような症状がでます。まれに、腹痛、下痢を起こすこともあるそうです。

活動的になる幼児期から学童期の子どもに多く発症します。

咽頭結膜熱は、学校保健安全法で指定された学校感染症第2種に属し、保育園や幼稚園、学校への登園・登校は停止となるので、気をつけてください。

流行性角結膜炎

目の充血、まぶたの裏にブツブツができて、目やにや涙が増える。かゆみ、ゴロゴロ感、まぶしい感じなどが見られる。

【その他の感染症】

とびひ

夏に多い細菌感染症の1つです。肌荒れや虫刺されなどを掻き壊したところについた菌が、感染を起こします。さらに、それが体の他の部位に広がったり、触れた人にうつったりします。普段から手洗いをしたり、肌を清潔に保つようにするといいそうです。

食中毒

細菌、ウイルス、寄生虫などが原因となります。夏に多いというわけではありませんが、バーベキューなどで、加熱が不十分な肉や魚を食べて、腹痛や下痢を起こすことがあります。鶏肉に含まれるカンピロバクター、魚に含まれるビブリオ菌、大腸菌O-157やサルモネラ菌などが、原因としてあげられます。

食材にしっかり火を通す、消費期限内に食べきる、長時間の常温保存を避けるなど、気をつけましょう。こまめな手洗いも大切です。




【主な感染症対策】

こまめな手洗い・うがいを

手洗い、うがいをしっかり行うことは感染症予防の基本です。外出後、食事の前、トイレの後、オムツ替えの後、鼻水をかんだ後などには、必ず手を洗うようにしましょう。

室内温度は26〜28°Cを目安に

クーラーのきいた室内と屋外の温度差が大きいこの時期は体力を消耗しやすく、うまく体温調整ができなくなって体調を崩してしまいます。

ポイントは、室温と外気温の差をなるべく小さくすること。

そのためには、暑いからといってエアコンの室内の設定温度を下げすぎないように調整しましょう。

おもちゃや食器などの共有に注意

乳幼児は、おもちゃの共有、貸し借りによる接触感染や経口感染の可能性もあるため、周囲で感染症が流行しているときは注意しましょう。

また、家族への感染を防ぐためには、タオルやコップなどの食器は共有しないようにすると良いでしょう。

☆赤ちゃんからお年寄りまで使えるハンドクリーム。手に薄い膜を作り、菌を寄せつけません!保湿&防水効果もあります。

【普段と違う様子があったら受診を】

体の不調を言葉で伝えられない乳幼児の場合、不機嫌になる、いつもよりよだれが多い、食べない、飲まないなど、普段とは違った様子がみられるときは受診をおすすめします。

特に口腔内に水疱ができる「手足口病」や「ヘルパンギーナ」は、痛みで唾液を飲み込むことさえ辛くなり、よだれが増えたり、普段飲んでいる飲み物が飲めなくなったりすることがあります。

発熱や発疹などの症状があらわれたら、早めに小児科を受診しましょう。

通園、通学をしている子であれば、早めに受診して診断を受けることで、園や学校にも注意喚起をすることができ、感染の拡がりを抑えることにつながります。

マスクで感染症の予防も。マスクに特化したサイトで、種類&機能も豊富です。

【夏風邪にかかった時の注意点は?】

熱があっても本人に活気があれば、さっと体を流す程度のシャワー浴は大丈夫です。

おむつをしている子は特におむつの中が蒸れるので、シャワーで流してあげるとさっぱりします。

ただし、長時間の入浴は避けた方がいいですね。

体力を消耗しないように早めに切り上げてください。

まれに深刻な合併症を引き起こすことがあります。

「手足口病」や「ヘルパンギーナ」の原因であるエンテロウイルスは、髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症を起こすことがあり、アデノウイルスは咽頭結膜熱の他にも、気管支炎や肺炎などの呼吸器疾患、胃腸炎、出血性膀胱炎、はやり目などさまざまな症状の原因となります。

また、ほかの感染症との混合感染の可能性もあります。

発熱が長く続くとき、ぐったり感が強いとき、頭痛や嘔吐がみられるときなどは、1度病院を受診していたとしても、再度病院を受診し診察を受けた方がいいでしょう。

【まとめ】

感染症対策で1番大切で簡単にできることは、

「咳エチケット」と「手洗い」です。

ウイルスは咳やくしゃみの飛沫や鼻水の中にいます。咳やくしゃみが出るときは、マスクをしたり、しっかり手を洗ったりするなど、普段から気をつけて、感染症を予防しましょう。

(※↓↓↓手洗いと咳エチケットのリンクを貼っておきます。)

手洗い・咳エチケット(厚生労働相)

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