①体系的な知識が得られる
本は、専門家が長年の経験や研究成果を体系的にまとめたものです。一つのテーマについて深く掘り下げられており、断片的なネット情報とは異なり、全体像をしっかり捉えることができます。
②根拠のある信頼性
ネット上の情報は出所が不明だったり、誤情報も多いです。対して、出版された本は一定の審査や編集を経ており、学術的・実践的に信頼できる内容であることが多いです。保育や教育において「子どもの発達」や「心理」など、正確な理解が求められる場面で重要です。
③思考を深める訓練になる
本を読むことで、単に情報を得るだけでなく、「なぜそうなのか」「自分の保育実践にどう活かせるか」といった、考える力や内省する力が育ちます。これは感情や関係性を大切にする保育者には欠かせない力です。
④視野が広がり、感性が磨かれる
良い本は、単なる保育技術や知識を超えて、子ども観・人間観に触れさせてくれます。保育の原点に立ち返らせてくれたり、自分の保育観を再確認する機会にもなります。
⑤「情報」ではなく「知恵」を得られる
ネットには「これをすればうまくいく」といった即効的な情報が多いですが、本は「どういう背景があって、それが必要なのか」といった“知恵”や“哲学”に触れられます。長く続ける職業としての保育において、この「知恵」は財産になります。
必要なのは「本だけ読めばいい」「ネットはダメ」という話ではなく、「じっくり向き合いたいテーマに出会ったときに、本を開く」という姿勢なのだと思います。子どもと向き合うように、ゆっくり本とも向き合う――それが、保育者としての学びの深さを支えてくれるのだと思います。
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