秋冬に多い子どもの感染症

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冬に乳幼児がかかりやすい感染症には、以下のようなものがあります。
多くの感染症は薬を飲んだりすることで回復していきますが、重症化することもあります。
症状が見られたら、病院を受診するようにしましょう。




目次

【冬に流行する感染症】

「RSウイルス感染症」

知っている方も多いと思いポピュラーな病気です。1歳までに70%、2歳7までにほぼ100%の子どもがかかるというありふれたウイルスです。1回かかってもその後何回も感染します。ただ2回目からは、それ程重症化しないといわれています。
症状
発熱、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)、鼻汁。重くなると呼吸困難になって、入院しなければいけないということも非常に多いです。
ただ、ほとんど全ての子どもがかかるということは、軽くすんでいる子もたくさんいます。6ヶ月未満の赤ちゃんだと、家族が風邪をひいていてうつされています。
感染力が強いので防止するのは難しいですが、手洗い、咳エチケットで予防に努めて下さい。

「インフルエンザ」

インフルエンザウイルスにはA・B・Cの3つの型があります。流行するのはA型がほとんどです。
症状
突然の発熱、咽頭痛、鼻汁、悪寒、頭痛、筋肉痛など。
合併症として肺炎、中耳炎、熱性けいれん、脳症などがあります。
発症後48時間以内に抗ウイルス薬を服用すれば、症状の軽減と罹患期間の短縮が期待できます。
咳などの症状がある場合は、マスクを着用して下さい。
手洗い、咳エチケットの励行、湿度の保持、ワクチン接種などで予防しましょう。

「ロタウイルス・ノロウイルス感染症」

乳幼児に多い感染性胃腸炎の原因になるロタ・ノロウィルス。
ロタウイルス感染症は3歳未満の乳幼児が中心で、ノロウイルスは全ての年齢層で見られます。
症状
発熱、吐き気・嘔吐、下痢(白色便であることが多い)
合併症として肝炎、けいれん、まれに脳症を引き起こすことがあります。
嘔吐物や排泄物の処理は乾燥しないうちに行い、汚れた場所は消毒(塩素系)も忘れずに行ってください。作業時はマスクとビニール手袋、エプロンを着用するようにしましょう。症状が治まってもウイルスの排出は2週間~1ヶ月は続きますので、便とおむつの取り扱いに注意してください。
手洗い、食品の加熱(85℃以上で1分以上加熱)、調理器具等の殺菌消毒で予防しましょう。

「溶連菌感染症」

5~15歳くらいの子どもが多く罹ります。
症状
突然の咽頭痛、発熱、倦怠感、頭痛。小児では嘔吐、悪心、腹痛も見られる。
合併症として中耳炎、化膿性関節炎、リウマチ熱、急性糸球体腎炎(タンパク尿・血尿・むくみ)などがあります。
患者との濃厚接触を避けたり、手洗い、うがいなどで拡大防止・予防に努めて下さい。

「水痘(みずぼうそう)」

冬から春にかけて発生が多く、罹患年齢のほとんどが9歳以下となっています。
症状
発疹(全身に広がり、紅斑→水痘→痂皮の順に変化する。かゆみが強い。)、発熱。
感染力は極めて強く、ワクチン接種(任意接種)で予防しましょう。

【秋~冬にかけて流行する感染症】

「マイコプラズマ感染症」

症状
発熱、咳で発症し、ひどい咳が長引くのが特徴です。乳幼児は軽症で済みますが、5歳以上の子どもは肺炎になることがあります。家庭内や学校内の濃厚接触で感染しやすいと言われています。
マイコプラズマに有効な抗生剤で治療する必要があります。

「伝染性紅斑(リンゴ病)」

症状
両側の頬がりんごのように赤くなる紅斑が現れ、その後、上肢や下肢にも網目状の紅斑が出ます。1週間くらい続き」、かゆみを伴うこともあります。
発疹が出る頃には感染力はないため、登校や登園は可能です。
ただ、妊娠初期では胎児に影響が出ることがあるので、妊婦さんとの接触は控えて下さい。

「流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)」

症状
多くは両側の耳下腺が腫れ、痛みを伴います。あごの下の顎下腺が腫れることもあります。
耳下腺の腫れがある間(1週間~10日間)は、感染力があるため通園できません。
合併症として無菌性髄膜炎の頻度が高く、また稀にですが難聴もあります。
任意接種ですが予防接種で予防しましょう。

【まとめ】

今回は秋冬に流行りやすい感染症について調べてみました。
抵抗力の低い小さなお子さんをお持ちの方は心配ですよね。

これから寒くなり体調を崩しやすい季節になります。

気になる症状が見られた場合は、なるべく早くお医者さんを受診して、子どものためにもひどくならないように気をつけてあげて下さいね。

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