赤ちゃんが生まれたら母乳とミルクどちらがいいのでしょうか?
結論から言ったら、どちらでもいいと思うんです。
初めは、母乳にしてもうまくいかなかったり、ミルクにしてもうまくいかなかったり…と、授乳ってうまくいかないものなんです。
初めのうちは母乳があまり出なくて、ミルクと混合で進める人もいますし。
今回は母乳とミルクの話を書きたいと思います。
【母乳やミルクでの育て方】
母乳で育てていて、夜だけはミルクを足すことで夜よく寝てくれたという人や、双子でも完全母乳でがんばったという人がいるなど、育て方も様々です。
でも、授乳のリズムができる3ヶ月くらいまでは大変だそうです。
また、働くママさんに立ちはだかる壁は、仕事復帰が決まって、完全母乳からミルクへの移行ですね。
哺乳瓶を向けても拒否!飲んでくれないこともあります。そこで哺乳瓶の中身を母乳にしたり、哺乳瓶や乳首を何種類もかえてみたり、涙が出るような苦労ですよね。
仕事復帰が決まっているのに、哺乳瓶拒否で困るママさんは多いようですね。
でも、保育園に通い始めて、ママの姿が見えなくなってしまえば、意外とすんなり哺乳瓶でミルクを飲む子も多いらしいです。
中には母乳アレルギーの子もいるそうです。そのような場合は、アレルギー用のミルクなどで育てるということになりますよね。
ミルクで大変なところは夜中でもミルクを作らないといけないことや、外出する時でもミルクセットを持ち歩かないといけないことですよね。
ミルクセットは、粉ミルク・哺乳瓶・お湯と結構重いんですよね。ミルクならではの苦労です。
【卒乳に向けて】
母乳で育てていても、ミルクで育てていても、必ず卒乳の時はやってきます。
母乳やミルクで育てる大変さもありますが、次は母乳やミルクをやめる大変さもあるんですね。
卒乳のきっかけとしては、
- 授乳が辛い
- 仕事復帰
- 子どもが勝手に卒乳
- 乳首を噛まれて痛い
- 虫歯が心配
- 2人目が欲しい・2人目ができた
などが多いようです。
卒乳は、赤ちゃんとママの準備ができていればOKです。
その準備とは
①おっぱいやミルクにかわる栄養が摂れている
例えば1日3食の離乳食がとれていることや、水分はコップやストローで飲めるなど。
②おっぱいの分泌や飲む量が減ってきている
もし、赤ちゃんが母乳をゴクゴク飲んでいたり、ママの胸がパンパンに張るようだったらまだかもしれません。
③ママも赤ちゃんも心の準備がOK
スキンシップができていればいいかも。
※ただし、おっぱい以外での寝かしつけが辛い時は、まだ無理をしない方がお互いのためかもしれません。
卒乳は、約6割の子が1歳~1歳半にしているそうです。そして、2歳までにはだいたい9割の子が卒乳をすませているようですね。
卒乳の流れとしては、
- タイミングを考える(連休やパパが休める時など)
- 授乳時間をだんだん短くしておく(こうすることでママの母乳分泌量も自然と少なくなっていきます)
- 1日の授乳回数を減らす(1~2回くらいに、それを1週間続ける)
- 思いきって3日間与えない(お茶などを勧めてみる)
- 卒乳!(ママはおっぱいケアを)
こんな感じでしょうか。
3.の授乳回数を減らすときに、プラスアルファとしてこんな方法を取り入れてもいいかもしれません。
- 子どもに言い聞かせておく(「もうすぐおっぱいバイバイだよ」など)
- ひとまず哺乳瓶で与える
- パパにも協力してもらう
また、哺乳瓶からの卒乳は、
①まずコップやストローでミルクを飲む→ミルクをお茶や白湯に替える→卒乳!
または
②まずは哺乳瓶でお茶を飲むようにする→哺乳瓶からコップやストローに替える→卒乳!
文章で書くと簡単そうですが、実際は根気のいることだと思います。
卒乳すると、夜だんだん起きなくなっていったり、朝までぐっすり寝てくれるようになっていきますよ。
【母乳のトラブル】
①乳腺炎
母乳が乳腺で詰まって炎症を起こすことです。乳腺が狭かったり、乳質がベタベタなことが詰まる原因といわれています。
乳腺が詰まると、乳房が熱を持ったり、痛い、赤くなる、しこりができるなどの症状が見られます。ひどくなると、高熱がでることもあります。
このような症状が見られた場合、すぐにかかりつけの病院へいきましょう。悪化させないためには、早めの処置が大切です。
母乳は食べた物によって質が変わります。例えば、脂っこいものをたくさん食べれば、母乳がベタベタになり、乳腺が詰まる原因になります。
特に注意する食材を以下にあげておきます。
- 乳製品(バター、生クリーム、チーズなど)
- 脂っこいもの(揚げ物、ピザ、スナック菓子など)
- カロリーの高いもの(ラーメン、菓子パン、もちなど)
※食べてはいけない訳ではなく、食べ過ぎはいけないということです。体質もあります。
②乳首が切れる
乳首の表皮はとても薄くてデリケートです。でも赤ちゃんが吸うことで、だんだん強くなっていくそうです。
しかし、赤ちゃんの吸う力が強かったり、母乳の出がイマイチで赤ちゃんが必死に吸うと、乳首が切れてしまいます。
また、歯が生えてくると噛まれて切れることも。
そこで乳首の切れの対策として、
- 赤ちゃんに乳首を深くくわえさせる(先っぽだけくわえさせない)
- 乳首を乾燥させない(授乳後に馬油、ラノリン、オリーブ油でケアをしたり、下着にこすれて痛い時はラップでパックすると楽になるそうですよ。)
- 乳頭保護器を使う(薄いシリコン製なので赤ちゃんが嫌がったり、保護しても痛いことがあります。)
- 授乳の時の抱き方をかえる(ラグビー抱きで角度を変えるだけでも楽になります。)
③母乳の出が悪い
母乳の出をよくする方法
- 体を温めて血行をよくする(胸を蒸しタオルで温めたり、肩甲骨あたりをほぐすなど)
- 体を休ませる(横になる、睡眠を取る、家事は程々でOK)
- ストレスを解消する(ママ友とおしゃべり、母乳外来で悩み相談など)
- こってりした食事はセーブする(できれば脂肪を分解するようなお茶と一緒に)
- 産後ダイエットは禁止(母乳育児中は食事に600kcalプラスすることが厚生労働省からも推奨されています)
☆授乳を少しラクにしてくれるちょこっとグッズ
- 授乳服(オシャレな授乳服もたくさんあるので楽しめます)
- 授乳クッション(赤ちゃんが小さい時は2個重ねて使うと便利!置きっぱなしにできるのもラク)
- ハーブティー(ママがリラックスできるのも大切です)
このサイトは「SWELL」で作成しました。
【まとめ】
今回は母乳とミルクについて記事を書いてました。
母乳でもミルクでも、ママさんの大変さを改めて感じました。
授乳中も卒乳後も、おっぱいのトラブルにケアに…と想像以上の大変さです。
少しでもそのお役に立てればと思います。
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