赤ちゃんが初めての歯が生えてくる1歳くらいの時に、歯茎がむずがゆくなったり、痛くなったりして、機嫌が悪く、泣いたりぐずったりします。
この歯の生え始めの時期特有のぐずりを歯ぐずりといいます。
歯ぐずりが原因で夜泣きがひどくなる子もいるので、ママやパパも大変だと思います。
今回は歯ぐずりの見分け方や対策について書いていこうと思います。
【歯ぐずりとは】
歯ぐずりは夜泣きの原因としても意外と多いものです。
時期としては、
・最初の下の前歯が生え始める生後4~6ヶ月ごろ
・奥歯が生え始める1歳2~4ヶ月ごろ
に多いと言われています。
乳歯が歯茎を突き破って生えてくるわけですから、歯茎がむずがゆくなったり、痛くなったり…歯茎が腫れたりもします。
中には発熱を伴う場合もあるそうです。
赤ちゃんにとっては初めての経験、違和感ですよね。
歯ぐずりは、早い子で4ヶ月の生え始めからみられることがあります。
一端は前歯が生えそろう9ヶ月ごろにおさまることが多いです。
特に奥歯が生える時が一番痛いそうで、それが1歳2~4ヶ月ごろにあたります。
赤ちゃんによっては、そのころに再び歯ぐずりが始まり、全ての歯が生えそろう2歳ごろまで続く子もいるそうです。
【こんな時は歯ぐずりかも…】
普段と様子が違う、長引くなどの状態が続いたら歯ぐずりかもしれません。
以下の様子を参考にしてみて下さい。
- いつも以上に甘える
- 指やおもちゃ、タオルなどをよく噛む
- 普段よりよだれが多い
- いつもより食欲が落ちている
- 何をしても不機嫌
- 夜泣きがひどい
- 口をモグモグしている
- 手や指を口に入れて歯茎を掻く
- 唇を震わせて唾を吐く
- 寝つきが悪い
このような症状がみられるときは、歯や歯茎に何らかの変化があるのかもしれません。
状態をよく観察して対策してあげましょう。
【歯ぐずりの対策】
歯ぐずりはひどい時は以下のことを試してみて下さい。
①歯固めで歯茎のむずがゆさを解消してあげる
②冷やしたガーゼで歯茎を拭く
冷たいガーゼで歯茎を拭いてあげると、痛みも和らぎます。
歯茎を傷つけないように、やさしく拭いてあげて下さい。
③赤ちゃん用歯ブラシ(ゴム歯ブラシ)で磨く
④冷やしたフルーツを与える
冷たいものは痛みを和らげてくれます。
ただ冷たいフルーツをそのまま与えたら、誤飲の可能性があるので、離乳食フィーダーというものを使うと安心です。
⑤抱っこで落ち着かせる
何よりもうれしいママ、パパの抱っこ。
一緒にあそんだり、スキンシップを取るのもいいですね。
⑥他のことで興味をそらす
赤ちゃんの好きそうなおもちゃで、気持ちをそらすことも効果的です。
口に入れても安全な素材のものを選ぶといいと思います。
⑦外出してストレス発散
外出することは赤ちゃんにとっても気分が変わり、歯茎のむずがゆさも少しは忘れられるのではないでしょうか。
日中は外でたっぷりとあそぶことで、心地よい疲労感を得られます。
その分、夜もぐっすり寝てくれることと思います。
⑧ひどい時は薬の服用も
あまりにもひどい場合は小児科や歯医者に相談しましょう。
お薬を出してくれる場合もあるそうです。
【まとめ】
今回は、赤ちゃんの歯の生え始めに起こりやすい歯ぐずりについて書きました。
歯が生えてくる時の痛み、赤ちゃんにとっては辛いものですよね。
夜泣きの原因が「歯ぐずり」だったということが意外と多いそうです。
今回の記事が、少しでも歯ぐずり解消の参考になれば…と思います。
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