ハイタッチで子どもが友達をたたかなくなる。
そんな簡単なことで?と思われるかもしれませんが、僕は幼稚園教諭をしていますが、幼稚園の帰りに子どもたちを送り出す時、必ず子どもとハイタッチをしています。
ハイタッチを積み重ねていくことで、「手は人を叩くものではない」ということを身に付けていきます。
今回はハイタッチの効果について紹介したいと思います。
【ハイタッチには安心効果がある】
ハイタッチをする事でオキシトシン(別名:幸せホルモン)が分泌されるのですが、そのオキシトシンには心を落ち着かせるなど安心感を高める効果があると言われています。
また、直接肌の温もりを感じることができより安心感を与えることが出来ます。
人間は、手の感覚が発達した生き物ですので、「触れるもの=安心できるもの」 と認識するのです 。
【ハイタッチで自己肯定感を高める】
上手にできたことを褒めるときは手と手を合わすハイタッチが効果的です。
どんな子どもにとっても、「認めてもらう」という体験が大事で、ハイタッチすることでそれが伝わり、達成感や喜びを深く感じてもらうことができます。
子どもの小さな頑張りをしっかりと認めてあげることで、子どもの自己肯定感を育むことができます。
【ハイタッチで達成感や喜びを共感】
ハイタッチなど肌が触れ合う「コミュニケーション」が多いほど協調性を高める大きな要因になるといわれています。
何かを達成した時、嬉しかった時など、ハイタッチをすることで、その気持ちを共感することができるのです。
なわとびが跳べた時、苦手な野菜が食べられた時、どのような場面でもハイタッチは有効です。
「おはよう」の挨拶にハイタッチも良いと思いますよ。
またハイタッチをしていることで、咄嗟に手が出せるようになります。すると幼稚園などの集団生活の場では、友達との衝突事故も減ります。怪我の防止にも繋がるということです。
【まとめ】
このようなことから、ハイタッチは子どもの心を落ち着かせ、安心感を与えることができます。
またハイタッチで自分の成果を認めてもらうことで、喜びや達成感を味わうことができます。
そしてこのような経験の繰り返しの中で、子どもは手の使い方を知っていきます。手は人を叩くものではなく、ハイタッチするもの(=喜びを分かち合う、安心感を与える)ということです。
ハイタッチは何も準備がいらず、どこででもすぐに始めることができるおすすめのコミュニケーションです。
今すぐ実行してみませんか?
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