小学生にもなると、親が注意すると、口答えしたり、ちょっとムッとする返事をしてきたりすることがありますよね。
「宿題しなさい!」「いまやろうと思ってたの!」
「片付けなさい!」「うるさいな!」
こんなやり取り、ありませんか?
学校ではそんな姿はないが、家では反抗的…
お子さんのそんな姿にお悩みのお母さんお父さんへ
是非読んでみてください。
【親だから安心して自己主張できる】
小学生にもなると、反抗期のような態度をとり始める子も珍しくはないですよね。
下に弟妹がいる子は特にそうなります。
親は上の子に、
- 「しっかりしてほしい」
- 「自分のことは自分でしてほしい」
と期待しますよね。その分、口やかましく言ってしまうこともあると思います。
それに対して(上の)子どもは、
- 「今しようと思っていたのに」
- 「わたしにばかり怒って…」
- 「弟や妹のことばかりかわいがる」
と感じ、反抗的な態度をとってしまいます。
言えば反抗する→それに対してイライラする→また言ってしまう…、といった感じで悪循環になってしまいますよね。
では、どうすればいいのでしょうか?
【安心して反抗できるようにしてあげる】
児童精神科医の佐々木正美先生は次のように言っています。
『子どもは依存と反抗を繰り返して自立していく』と。
つまり、
甘えたり、わがままを身近な大人に受け止めてもらったり、大目にみてもらったりしながら、少しずつ自立していくのが子どもです。
逆に言うと、甘えとわがままを吐き出す場所のない子どもは、なかなか自立できないのです。
学校などの家庭の外でトラブルもなく過ごせているのであれば、それは、家で親にわがままを言えているからだと思います。
親にはどんな言い方をしても、嫌われないと信じている証拠です。
信頼関係ができているということですよね。
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【イライラしてしまう時の対処法】
反抗的な態度や言葉は、無視するのではなく、すべて受け入れて、聞き流すのがいいと言われています。
「うるさい!」と言われても、「そうなのね、じゃあまたあとにするね」というように受け流す感じです。
また、上の子の好きなごはんを数日に一回でも、作ってあげるのもいいと思いますよ。
「あなたの好きな○○よ」「明日はお姉ちゃんの好きな○○にしようね」と言ってあげるといいですね。
子どもが反抗しても「あなたのことを思っているよ」というメッセージは送ってあげてください。
片づけや宿題をさせたい時は…
親が手伝ってあげていいんです!
「手伝うと自分でやらない子に育つ」と思いますよね?そんなことはないんです。
特に家事というものは、本来親と一緒にやって覚えるもの。だから「片づけくらいいつでも手伝ってあげるよ」と言っている親の子どもは、片づけが上手だそうです。
親が面倒がっていると、子どもも面倒がります。
確かに言われてみると納得ですよね。子どもって大人の言動を良く見ているんですね。ましてや、親は毎日一緒に過ごしていますもんね。
子どもにしてほしいなと思うことがあれば、親が率先して見本をみせる、これが1番効果的です。
【具体的な接し方】
子どもが反抗する時の対処法:さらに具体的なアプローチ
1.落ち着いて対処できる言葉や行動の例
「どうしたの?」と優しく聞きながら、表情やジェスチャーを落ち着かせてあげると、子どもも話しやすくなります。また、「ママはあなたを大切に思っているよ」という一言を添えると、子どもは安心します。
2.ストレス管理のためのテクニック
親自身のリラックスも大切です。深呼吸や、短いマインドフルネスの時間を設けることで、自分の気持ちを落ち着ける習慣を持つと、急な反抗にも余裕を持って対応できます。
3.忍耐力と共感を養うコツ
子どもの話に耳を傾け、「その気持ち、わかるよ」と共感を示しましょう。日々の小さな出来事に寄り添い、些細な話題でも共感的に対応することで、信頼関係が深まり、親もストレスを感じにくくなります。
【それでもイライラしてしまう時は】
1.一呼吸置く
感情的になりそうな時は、一度深呼吸をして心を落ち着けましょう。意識的に呼吸を整えることで、冷静さを取り戻すことができます。
2.少し離れる
可能であれば、短い休憩を取るのも効果的です。例えば、他の部屋に移動する、窓を開けて外の空気を吸うなど、気分をリセットしましょう。
3.気持ちを書き出す
イライラの原因や気持ちをノートに書くことで、感情を整理できます。
4.視点を変える
自分が子どもの立場だったらどう感じるかを考え、「子どもも戸惑っている」と視点を変えると、少しずつ気持ちが落ち着くことがあります。
5.完璧を求めない
親も完璧でなくてよいと自分に言い聞かせましょう。「今は少しずつ学んでいる」と考えることで、気持ちが楽になります。
6.気分転換する
音楽を聴いたり、好きな飲み物を飲んだりして、短時間でも自分をリフレッシュすることが大切です。
【まとめ】
今回は、反抗的な態度をとってしまうお子さんへの接し方について書いてきました。
これからお子さんが思春期を迎える方もいると思います。
無理やり子どもを押さえ込もうとしてしまうと、思春期になった時にもっと大変になると思います。
だから、今は家で自分を出せているんだと捉えて、お子さんの反抗を受け止めてあげるのも一つの方法だと思います。
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