子どもは4~5歳になると、「次こうしたらその次はこうなる」という見通しが持てるようになってきます。
そしていろいろなことにも挑戦するようになります。
このように何かに挑戦する時、何を思い浮かべますか?
「これをやってみたらどうなるかな?」と思いますよね。そこには2つの結果があります。
「成功する場合」と「失敗する場合」です。
このような時、普段からの大人の声のかけ方によって、子どもの挑戦する意欲が変わってくるそうです。
今回は子どもに意欲を持たせる声のかけ方やしてはいけない接し方などについて書いていきたいと思います。
【子どもへの声のかけ方】
子どもが成功したときは思い切りほめてあげたらいいのですが、いい加減にほめられると子どももプライドが傷ついてしまいます。
例えば、「みてて」といってやって見せたことに、時間がなくて忙しい時って、たいして見もせずに「はい、すごいすごい」と適当な返事をしてしまうことってありませんか?
子どもってとても敏感で、大人のことをよく見ています。
大人がうわべだけで「すごい」と言ったことは、子どもは「本心で言ってない」ということを感じ取るんです。
4~5歳になってくると、ほめられた時にその理由も知りたいと思っているのです。
【普段の関わり方が大切】
子どもは自分が成功した時・失敗したとき、どのように感じると思いますか?
成功したときは「すごい!」などほめてもらったりするなど、その子にとって心地よいものが予想されますよね。
でも、失敗しそうなときはどうでしょう?
これは回りの人たちがこれまでどう接してきたかによって、子どもの考えることが異なるそうです。
①いつも励ますことがうまい人と関わってきた子は
失敗しても、「残念!」「がんばってたよ」「もう1回やってみよう!」とがんばった過程の大切さや、少しずつの進歩を共感してくれる声掛けを予想します。
②失敗した結果だけを「ダメだな」「また失敗して」「○○ちゃんは上手なのに」と評価する人と関わってきた子は
またそのような評価の言葉が自分にかかってくるのではないかと予想します。その結果、挑戦する意欲を失います。
つまりその子の能力だけでなく、どんな人と関わって育ってくるかによって、その子の挑戦する意欲の育ちが変わってくるそうです。
うまくいかなかった時にこそ、子どもの次への意欲を引き出す一言が大切だと思います。
【安心感をもつことも大切】
4歳くらいの子は、人と比較したり、ダメな自分に落ち込んだり、大人の期待に応えようとがんばりすぎてしまう時期です。
そんな子どもに「失敗してもいいんだよ」「もっと甘えてもいいんだよ」と伝えたい時にオススメの本があります。
価格:968円 |
「ぷくちゃんのすてきなぱんつ」という本です。
普通はトイレトレーニングの時に小さい子向けに読む本ですが。
内容は、「ぷくちゃんが何度おもらしをしても、お母さんはにっこり『おかわりぱんつ』を出してくれる」という赤ちゃん絵本です。
4歳の子にも、何回失敗しても『だいじょうぶ』というお母さんの言葉が、安心感を与えてくれると思います。
このサイトは「SWELL」で作成しました。
【まとめ】
今回は子どもに意欲を持たせる接し方について書きました。
心がけてほしいことは以下の3つです。
- ただほめるのではなく、心からほめること
- 成功しても失敗しても、評価するのではなく、過程を大切に声をかけること
- いいところも、悪いところも、その理由を具体的に伝えること
大人の接し方で子どもの意欲は変わります。
たくさん声をかけてあげて下さい。
失敗してものびのびと、たくさん甘えて、色々なことに挑戦する子に育つことを願っています。
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