3歳までの子育ての基本。子どもが変わる「5つのこと」

親ならやはり、子どもの将来を考えて子育てをしていることと思います。
でも子どもの将来を考えての育児が、親の理想の育児になっていませんか?

親の理想を求めてしまうと、子どもに伝わるのは愛情ではなく、「あなたに不足を感じている」というメッセージになってしまうそうです。
幼い子どもが求めていることは、将来ではなく「今、ありのままの自分を認めてもらうこと」なんです。

育児の基本は子どもが望むように育ててあげることと言われています。
希望がかなったということは、子どもの心の深いところに必ず残ります。親は信頼できる、自分は大切にされているという思いが残るんです。
その気持ちが、将来、自分や人を信じる力の基礎になるそうです。

そこで今回は、育児で子どもの望みに応える5つの方法について書いてみたいと思います。




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目次

【見守る】

1つ目は「遠くから見守る」ことです。

子どもを見守ること、これは育児の基本中の基本です。例えば、子どもが家の中を探索してあそんでいる時。親を気にせずあそびに集中しているように見えますが、そういいう時にしっかり見守ってあげられるかどうかが、実は重要なんです。

①子どもは母親のそばにいるのが好き。2歳ごろまでは、常に母親の近くであそんでいます。

②しばらくあそんでいると、母親が近くにいることに安心して、部屋の中を探索し始めます。

③カゴを探ったり、引き出しを開けたり、楽しくあそびながらも時折母親の方を見ます。

子どもが振り返ってチラッとあなたの方を見た時、どんな反応を返しますか?

(A)子どもを見て「ママここにいるよ」と声をかける
⭕️子どもが振り返るのは不安な時。母親が見守っていると、安心して再びあそび始めます。ちょっとだけ手を止めて、子どもを見ながら「大丈夫よ」など声をかけてあげるといいです。そうすることで、子どもの心に安心感や社会的な感情が育ちます。人は信じられるものだという思いが、心の基本的な所に生まれると言われています。

(B)あそびに集中できるように声をかけないでおく
❌子どもは母親に見守ってもらえないと不安が消えず、それまで夢中でやっていたあそびをやめてしまいます。あそびに集中させようとしたのに、逆効果になってしまう。

放任主義は不安をまねく
(B)のように、子どもの自主性を尊重して、放任主義的に対応するのは、子どもが大きくなってからの育児です。親を頼っていたい乳幼児にとって、放任は無視と同じようなことです。
子どもは親の方を見ても反応がないと寂しくなります。そして親に見て欲しいあまり、いたずらをしたり、大きな音を立てたりするようになります。


⑤子どもは母親を見て安心するとともに、自分が今していることは安全なことだと理解していきます。

⑥安心した子どもは満足するまであそびます。最後にはその成果を母親に見てもらおうとすることもあります。

見守る育児のヒント

⭕️家事の手を止める
子どもが目を向けてきたら手を止めて、反応を返してあげましょう。家事をしながらでも、心を通わせることはできます。

⭕️危ない時は注意
危険なあそびをしている時はもちろん止めます。危ない時に親が教えてあげることも、安心感や行動規範につながります。

⭕️心配しすぎない
見守ることと、心配で目が離せないことは違います。心配し過ぎて子どもの行動を制限しないように注意してください。

❌干渉しすぎる
よりよいあそびをさせようと考えて「こうしなさい」と声をかけ、干渉しすぎるのはよくありません。子どもが求めてきたら声をかけましょう。

【笑う】

2つ目は「ほほ笑みを返す」ことです。

子どもはよく笑います。例えば公園にあそびに行くと、ただ花を見つけただけでも、親に笑いかけてきます。子どもはいろいろなことで、母親と共感しあい、喜び合いたいと思っているんです。

①公園や児童館に出かけたとき、子どもは初めて見るものに目を輝かせ、ほほ笑みます。

②何かを見つけると喜びます。覚えたての言葉で声をあげ、笑顔で喜びを表現します。

③子どもは喜びを母親や家族に伝えたいと思い、笑顔を向けてきます。

子どもが笑顔を向けてきた時、いつもどんな反応を返していますか?

(A)ややオーバーなくらいの笑顔で答える
⭕️親がほほ笑みを返すと、喜びを分かち合えたことで、子どもはますますうれしくなります。大人は、かわいいと思う気持ちを恥ずかしがらずに笑顔や仕草ではっきりと表現してあげて下さい。この経験が、共感性の芽になり、人間関係を作り、広げることへの喜びを生み出します。

(B)笑わずに「よかったね」と返事をする
❌ひと声かけるだけでも悪くはありませんが、子どもはもっと喜びを分かち合いたいのです。分かち合う経験の少ない子は、喜びや悲しみを共有しにくくなります。その結果人の悲しみに気づき、思いやることもできにくくなると言われています。

人間関係が広がりにくい
共感する経験が少ない子どもは、将来、他の子とのやり取りに対して消極的になり、 人間関係が広がりにくくなる可能性があります。


⑤子どもはもっと喜び合いたいと感じて、花を探したり、笑ったり、親の笑顔を求めたりします。

⑥子どもはあそぶ楽しさだけでなく、母親とやり取りする楽しさも感じます。

笑い返す育児のヒント

⭕️仕草をつけて
親自身も喜び、心から笑えるといいですね。気持ちを素直に仕草や口調で表現して子どもに伝えます。

⭕️大人みんなで
母親ひとりでは不可能です。疲れて笑顔になれない瞬間もあると思います。まわりの大人みんなで笑いかけて下さい。

⭕️よその子にも
隣近所の子どもにも笑いかけましょう。親が近所と親しくしていると、子どもも人間関係に積極的になります。

テレビで笑わせる
テレビをつけて子どもを笑わせ、一緒に笑っても、共感的なやり取りにはなりません。

【あやす】

3つ目は「泣いたらあやす」ことです。

子どもが機嫌をそこねて、かまってもかまっても泣き止まず、何も手につかなくなってしまうことがあります。幼い子どもだから仕方がないのですが、そういう時のあやし方に、子育ての重要なポイントがあります。

①機嫌の悪い日はあそんでいても思い通りにならないことがあると、すぐに泣いてしまいます。

②どんなに泣いていても、あやしていれば、おさまります。その後はしばらく静かにしているといいです。

③抱っこをして落ち着いても、しばらくするとまた泣いたり、なかなか気持ちが落ち着かないこともあります。

かまってばかりいては家事が進みませんが、どう対応して乗り切ればよいのでしょうか?

(A)「ちょっと待って」と言って、家事を手早く片づける
❌泣くたびにかまっていては、何もできないかもしれませんが、待たせればますます泣いてしまいます。

先の見通しが立たず不安になる
「ちょっと待って」と言っても子どもには伝わらないことが多いです。小さい子は先の見通しを立てることができません。不安が強くなり、ますます泣いてしまうだけです。その結果、泣いてもダメなんだと無力感を持ち、物事をあきらめることが多くなってしまいます。また親への甘えが不足し、親以外の人に甘え、わがままな態度を取りがちになります。

(B)泣いている時は子ども優先、家事はあと回し
⭕️自分の用事をあとまわしにしてでも子どもをあやす。少しでもかまってやれば、子どもも安心します。子どもが泣くのは親を呼びたい時です。子どもの望みにこたえ続けることで、その子の心に基本的信頼が生まれます。基本的信頼は、自分を信じる力であり、心の発達の基礎でもあり、人間関係の広がりのもとでもあります。


⑤泣いても母親がすぐに来てくれることが分かると、子どもは落ち着いてきます。

⑥子どもが泣いてしまいやすい時には、そばにいる時間を長くしてあげて下さい。子どもはより安心します。

あやす育児のヒント

⭕️家事を減らす
家事を他の家族が肩代わりしましょう。掃除や食事など時間的な余裕を持てるように。

⭕️人を増やす
3歳ごろまでは、忙しい日には人の手を借りてでも、子どもを見る時間を増やすといいです。

⭕️子どもを待たせない
余裕のある日に、「ちょっと待って」と言わずに自分が待って子どもをあやし、1日過ごしてみましょう。意識が変わるかもしれません。

テレビを活用する
泣いている子にテレビを見せて落ち着いたとしても、それは気がまぎれただけです。安心や満足は感じていません。

【待つ】

4つ目は「できるまで待つ」ことです。

食事や着替え、トイレなど、身の回りのことを子どもに教えるのは、簡単ではありません。何度もくり返し伝え、できるようになるまで、じっくり待つことが大切です。時間に追われ、余裕のない時でさえも、待ってあげたいくらいです。

①家族みんなで出かける時、準備の際、小さい子は親の手伝いを必要とします。

②親が適度に手伝ってやることで、小さい子も大人と同じペースで活動できます。

③子どもが自分でやりたがると、ペースは乱れます。予定通りにいかないことも。

予定に遅れてしまう時でも、子どもを待った方がよいのでしょうか?

(A)せっかく意欲を見せたので、できるまで待つ
⭕️子どもが意欲を見せた時、自分でやらせてみると、一生懸命に取り組み豊かに学びます。子どもは何でも基本的には自分でやりたいと思っています。失敗しながらやり方を学び、楽しんでいます。親がその気持ちに寄り添い、子どもが望んだ時には本人にやらせることで、子どもの自律性、主体性が伸びていきます。

(B)待ってあげたいが、予定優先で親がする
❌親がやってしまうと、子どもは満たされません。時間がないという事情は、子どもにはなかなか伝わりません。

意欲が伸びにくい
急がされて自分の能力以上のことを要求されると、子どもは自信や意欲を失っていきます。やがて、何をするにも親の顔色をみて、親の望みにこたえ、ほめてもらおうとするようになってしまいます。

待つ育児のヒント

⭕️他の子と比べない
比較し始めると待ってあげられなくなります。食事もトイレもいずれはできるのだと思って余裕を持ってください。

⭕️失敗したら励ます
子どもは失敗しながら学びます。失敗も必要です。親も結果にこだわらず、おおらかに待ちましょう。

⭕️何回でも伝える
一度や二度では伝わりません。何回でも教え、そして待ってあげてください。

伝えずにただ待っている
ただ待つだけではいけません。必要なことを教えてから待ちます。「何をするか」は伝え、「いつするか」は子どもにまかせて待ちます。

【あそぶ】

5つ目は「一緒にあそぶ」ことです。

子どもは親と一緒にあそぶことが大好きです。一緒にいると、終始あそびをせがんできますね。忙しいと言わずにあそんであげることが大切ですが、その時子どもは、親がどのくらい心をかけてあそんでくれているか、感じ取っています。

①部屋で家族でくつろいでいる時は、子どもがあそぶ姿を、ゆっくりと見守っていられますね。

②親がおもちゃを渡したり、声をかけたりしてあげると、子どもはもっと楽しめます。

③そのまま見守っていてあげれば、子どもは安心し、楽しそうにあそびます。

あそんでいる子どもが、仕草で親に「一緒にやろう」と誘いかけてきたらどうしますか?

(A)ソファに座ったまま、子どもの仕草に声で答える
❌子どもは親と一緒にあそびたかったので、声をかけるだけでは物足りなさを感じます。

喜びを共有できない
一人であそぶのも楽しのですが、親とやり取りをして、あそぶ喜びを共有できればもっと楽しくなります。喜びの分かち合いは心の発達に欠かせません。その結果、コミュニケーション力や、人と気持ちを分かち合う力は育ちにくくなります。

(B)子どもと一緒になって、同じことをしてあそぶ
⭕️子どもの誘いに応じて、その子に視線を合わせ、同じ動作をしてあそんであげると、とても喜びます。親と豊かにやり取りをしながらあそぶと、子どもは人と調和すること、役割を分担すること、その役割を入れ替えてあそぶことなどを学びます。これは将来、友だちとあそぶ力の基礎となります。


⑤子どもがしているあそびが追いかけっこなら、適度なところで捕まえてあげるといいです。子どもの動きに合わせてあげます。

⑥追いかけっこで初めに親が追いかけていたのなら、次は逃げてみましょう。立場を入れ替えてあそぶと、子どもはまた喜びます。

あそぶ育児のヒント

⭕️風呂であそぶ
体を洗うことばかり考えず、子どもがあそびたがったら、水あそびなどに時間をかけてあげましょう。

⭕️同じ姿勢であそぶ
大人がたって見下ろしていては、子どもは楽しくありません。姿勢を合わせ、しゃがんだり寝転んだりするといいですね。

⭕️子どもに合わせる
子どもが望むあそびをしてください。髪を破るだけで楽しいのなら、それを一緒に楽しんであげて下さい。

親の趣味をいかす
あそびの中に親の趣味を過度に取り入れるのはよくありません。親の思いの方が強くなります。あそびを決めるのは子どもです。



このサイトは「SWELL」で作成しました。

【まとめ】

今回は3歳までの子育てに必要な5つのことについて書きました。

子どもの望みにこたえることを続けていると、夜の寝かしつけの苦労も少しずつ和らいでくるとも言われています。
小さな子は、目を閉じたら母親がいなくなってしまうと思い、眠ろうとしないことが多いそうです。
そういう時、母親への強い信頼感がある子は、目を閉じてもママが見守っていてくれると感じるんですね。

もちろん寝かしつけがそんなに簡単にいくものではありませんが、基本的な考えはそうなのだそうです。

今回の子育てに必要なこと…すべてを実践することは難しいと思います。でも、このことを知って子どもと接するのと、知らないで接するのとでは、関わる時の姿勢や気持ちは全く違うと思います。

少しでも皆さんの子育てのお役に立てれば…と思います。


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