いろいろな物が作れるLEGOブロック。
僕も子どもの時に夢中になりました。
同じようにLEGOに夢中になったお父さんも多いのではないでしょうか。
そんなLEGOに夢中になった世代の方が、今は親となり我が子に伝えていく…そんなおもちゃですよね。
【LEGOの特徴】
LEGO(レゴ)は、凹凸の形をしたプラスチック製の組み立てブロックです。
ブロックをつなぎ合わせていくことで、小さなものから、巨大な建物まで、大小さまざまなものを作ることができるのです。
対象年齢に応じて様々なシリーズが展開されています。おもちゃコーナーや本屋などでも見かけますよね。
乗り物、街、お店など様々な設計がなされていて、いろいろ組み合わせてあそぶことが可能です。
教育用セットでは様々なモーターやセンサー、アプリなどとシンプルかつ高度に連動し、プログラミング授業などに利用されるなど、玩具にとどまらない応用性の高さが魅力です。
【LEGOのここがすごい!】
- 極限までシンプルな構造のため、高い互換性を持つ
- 組合せ次第で大小さまざまなものを作れる応用性の高さ
- 一度組立てた物を何度でも分解、再利用可能
- 安全性の高い素材
【想像力が身に付く】
レゴで遊ぶことで伸びる能力として1番なのが想像力ではないでしょうか。
レゴにはいくつかの形、そして色があり、それを使って様々なものを作り上げていきます。
長くつなぎ合わせたり、家を作ったり…最初は簡単な物から作っていくでしょう。
しかし繰り返しLEGOで遊びこみ、手が慣れてくると車や動物など、少しずつ複雑なものを作り始めます。
繰り返し作ったり、友だちが作るものを見たり、手伝ってもらったりしながら、頭の中に作りたい!というものの完成図が出来上がっていくのです。
だんだん頭の中でイメージができるようになってくると、何と何を組み合わせればこの形ができる、これとこれを組み合わせると色が揃うなど、見本がなくても想像だけで完成へ進むことができるようになっていきます。
子どもの想像力は柔軟ですね。
そしてそんな子どもの柔軟な想像力に、LEGOが応えてくれるから、さらにあそびが広がっていくのですね。
【集中力が身に付く】
小さな部品を扱うLEGOは、作品を完成させるためにはかなりの集中力を要します。
しっかりとパーツを組み合わせていかなければ途中で形が歪んでしまったり、崩れてしまったり、接続部分が足りなくなったりするなど、どこかに過不足が出て来てしまいます。
子どもはそうならないよう組み立てるためにも、自然と集中するようになります。
LEGOを通して子どもは作品を作り上げるための集中力を身に付けていきます。
想像力が豊かになり頭の中に作りたいもののイメージができていると、完成を目指して集中するようになります。
あそびで身に付けた集中力は、今後勉強など他のことにも発揮されるようになります。
子どもはただあそんでいるだけではありません。 レゴを作るということは完成図を頭の中で組み立て、目標を作り、それに向かって集中するという段階的な成長を望むことができるのです。
【色彩感覚が身に付く】
LEGOの良さには、多彩な色合いも含まれます。
僕はが子どもの頃はこんなに色の種類はありませんでした。今では驚くほどたくさんの色が用意されていて作りたいものの理想に近づけるようになっています。
例えば、木を作るにしても、定番と言える緑で作るのか、オレンジや赤を使って紅葉をイメージするのか、白で雪の積もる木を作るのか。
そこは子どもの色彩感覚にかかってきますね。子どもがLEGOを作るとき、どのようなテーマで、どのようにイメージしたのかで使う色は変わってくると思います。
子どもがどんな色を使ってLEGOの世界を広げるのか見てみるのも楽しいですよ。
小さい子へのおすすめのあそび方
多彩な色合いのLEGO。
複雑な形を作ることが難しい小さい子でも楽しめるあそび方を紹介します。
それは「色分け」です。
同じ色で集めても良いし、同系色で集めても綺麗だと思います。
色彩感覚だけでなく「分類」する力も身に付きますよ。
【空間認知能力が身に付く】
LEGOを通して伸びる能力の中に、空間認知能力も含まれます。
LEGOの片付け方を一工夫するだけで、空間認知能力が伸びるのです。
箱の中にポンポンて放り込んでおしまいではなく、いくつかの保存容器を用意して、同じ形や色で分けて片付ける。
こうすることで、次に作る時に部品がどこにあるのかすぐに分かりますし、決まった大きさの箱の中に収めるということも身に付きます。
立体作品を作ることも空間認知能力につながります。目には見えない立体の裏側や中をイメージすることで、空間認知能力は養われていきます。
また空間認知能力が身につくことで図形問題にも強くなります。
さらに立体を見て捉える力は、ひらがななどの文字を認識する力の土台にもなります。
【やり抜く力が身に付く】
LEGOはイメージした形を作り上げるために完成を目指してブロックを組み立てていくことになります。
そこから子どもは物事をやり抜く力を身に付けていきます。
LEGOを作る中で目標を立てるわけですが、時間がかかっても完成させるという強い気持ちが芽生えるようになり、作品に向き合うようになっていきます。
僕が勤めている幼稚園でもLEGOであそぶ子どもはいます。年長にもなると複雑なものを作り、その日では完成しないこともあります。
そんな時はロッカーの上に残しておいて、また明日続にしています。そうすることで継続して取り組むことができます。
幼いながらも真剣にLEGOと向き合い、細かい作業をすることで指先も器用になり、形の違うブロックや部品を操れるようになってくると面白みも増し、どんどん集中していきます。
「遊びの中から学びがある」ことは感じずにはいられません。完成した時にはLEGO作品に関わる声をかけてあげて下さい。
【まとめ】
時間をかけて一生懸命作ったLEGOの作品。なんとなく壊しにくくて、いつまでも飾っておきがちではありませんか?
だけど飾ったままではパーツも少なくなり、新たにLEGOを組み立てることができなくなってしまいますよね。
飾る場所も限られてきます。
そこでおすすめはLEGOで作った作品の写真を撮って壊し、また新たなものを作るというサイクルを作っておくことです。
そうすることで、記念にも写真を残しながら、新たに繰り返し遊ぶことができるようになりますよ。
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