子どもたちが日々の活動を通して自信をつけていく姿は、私たち大人にとってもうれしいことですよね。
自信を育むことは、子どもたちの自己肯定感やチャレンジ精神を高め、将来の成長にも大きな影響を与えます。
今回は、幼稚園や保育園などで取り入れられる「子どもの自信を育てるための取り組み4選」をご紹介します。
個々の成長を支え、達成感を味わえる具体的なアイデアをまとめました。
僕が幼稚園で実践している取り組みです。ぜひ参考にして、子どもたちが輝く瞬間を増やしていきましょう!
「子どもの自信を育てる① : 得意なことを発表・披露」

各自が得意なこと(絵を描く、作る、運動など)をクラスで発表する機会を設けます。
僕がよくするのは、子ども達がレゴやラキューで作ったものを、机に並べて飾り他の子ども達にも見られるようにすることです。
作ったブロックをすぐに崩してしまうのはもったいないですよね。
あとは折り紙を壁やホワイトボードに貼るなど。
作品展のような行事ではなくても、普段の遊びで作ったものを飾って見てもらうのはアリだと思います。
お迎えに来た保護者の方にも見てもらえます。
自分の得意なものを、他の人から認められることが子どもの自信にも繋がるのです。
「子どもの自信を育てる② : 今日のいいところメッセージ」
子ども一人ひとりの良いところを伝える。
これは保育者が伝えても良いのですが、より子どもの自信を育てたい場合は、子ども同士で伝え合えると良いですよね。
もちろん大人から褒められるのも大切です。
でもこれから子ども達は、子ども同士の社会で生きていくわけです。だから僕は子ども同士で伝え合えるのが良いと思うのです。
たとえば、幼稚園なら帰りの会で「今日うれしかったこと」などを話し合います。
その中で「〇〇くんがこんなことしてくれてうれしかった」なんて話が出たりします。
それをみんなの前で言ってもらえたらうれしいし、自信にもなりますよね。
自分の良いところを認識するきっかけになります。

「子どもの自信を育てる③ : チャレンジ記録」

個人ごとに目標を設定し、達成した際にシールを貼る。よくある、縄跳びを10回跳べたら、後ろ跳びができたらシールを貼るなどですね。
自分の成長を視覚化することで、モチベーションや自信にもなります。
ただ一覧表などにして貼り出してしまうと、ノルマのようでプレッシャーになってしまうので、僕としては個人の方が良いと思います。
もちろん自分の成果を発表し合うことは大切です。でも決して他の子どもと比較するのではなく、過去の自分と比べるようにしてあげてくださいね。
少しずつ達成することで成功体験を積み重ねていくことができます。スモールステップ大切です☆
「子どもの自信を育てる④ : 役割体験」
園では毎回回ってくる当番活動がありますが、それとは別に、僕はその子だけに任せる役割を作っています。
全員ではありません。伸びてほしいなと思う子だったり、「やってみたい!」と言ってきた子だったり。
たとえば、僕のクラスで言うとメダカの餌やり。
登園時にお母さんと離れるのがさみしくて泣いてしまう男の子がいるのですが、その子は生き物をとても大切にするんです。
そこで思い切ってその子に毎日のメダカの餌やりを任せることにしました。
初めはやり方を伝えるため一緒にしましたが、その後はその子に全て任せました。
任せたからには餌やりを忘れていても、多少声はかけることはありますが、基本的に僕は手伝いません。
餌やりをしていて「わたしもしたい」と言う子がいましたが、全てその男の子に任せていたので、僕は「〇〇くんに言ってごらん」と言うだけです。
するとその男の子は、丁寧に餌やりの方法を教えていました。
またその子が欠席した日には、他の子が気づいて代わりに餌やりをしていました。
僕は【責任をもつ】というのは、こういうことだと思うのです。
そして子どもも、大人に任されたことで自信をつけたり、責任感をもったりすることができます。
些細なことでも任された経験が「自分にもできる!」という自信に繋がっていきます。
【まとめ】
子どもたちが自信を持てるようになると、毎日の表情や行動がどんどん輝き出します。
本記事では、僕の幼稚園教諭・保育士としての経験から、子ども一人ひとりの頑張りを応援する方法から、みんなで楽しみながら自信をつけられるアイデアまで、気軽に取り入れられる活動を紹介しました。
子どもたちの「できた!」を増やして、もっと笑顔あふれるクラス作りを目指してみませんか?
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