子どものお箸の練習はおまかせ!お箸の正しい持ち方と練習の進め方

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小さなお子さんをお持ちの方は、そろそろお箸を使い始めた方がいいかな?

でも何歳から?どう始めたらいいの?と悩む方もいると思います。

いきなり普通の箸を使わせた方がいいの?それともトレーニング箸から始めた方がいいの?

初めてのお子さんだったら分からないことばかりですよね。

そこで今回はお箸の正しい持ち方と練習の進め方、普通の箸・トレーニング箸などについてまとめていきたいと思います。

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目次

【お箸を使い始める時期の目安】

お箸を正しく持つためには、まずスプーンやフォークが正しく持てないといけません。

持ち方は鉛筆の持ち方と一緒です。

上の写真のように親指、人差し指、中指の3点で支持して持ちます。

スプーンをこのように持ち、手首を返して食べ物をすくうことができることが、お箸へ移行する目安となります。

しっかりと指先に力が入らないとうまく持てません。早ければ2歳代で持てる子もいますが、個人差は大きく指先の器用さも関係してきます。

それでは指先の器用さを身に付けるにはどうしたらいいのですか?

それは…『全身運動』をして体幹を強くすることです。

スプーンを持つのに全身運動!?と思われる方もいるかと思いますが、子どもの体は中心から末端へと発達していきます。

だからまずしっかり体を動かして遊び、体幹を作ることが大切です。

そして、徐々に肩→肘→手首→指先といったように発達していきます。

いきなり手先を使う練習をしても、大元の体がしっかりしていないと、指先もうまく動かせないということです。

小さいうちは、できるだけたくさん体を動かして運動遊びをしてあげてくださいね。

オススメの全身運動

  1. おにごっこ
  2. つり下げた風船にジャンプしてタッチする
  3. 手押し車
  4. パパの体にしがみついてよじ登る
  5. 高い高い
  6. 肩車
  7. ブランコ
  8. ジャングルジム
  9. トランポリン
  10. 斜面を登る
  11. 四つ這いで歩く(膝をつかない高這い)
  12. ボールを投げる・キャッチする
  13. 鉄棒
  14. 縄跳び

挙げたらキリがないですね。

子どものする遊びはほとんど全身運動です。

ここはお父さんの出番ですよ!(特に上記の4、5、6)

たくさんあそんであげて下さいね!

指先が強くなるオススメの遊び

【コイン拾い】

コインを拾う時は親指、人差し指、中指の3本指を使います。
これはお箸を使う時にも必要な指です。

遊び方は簡単
①机の上にコイン(お金など)を4~5枚置く。
②3本の指でコインを片手で拾う。
③拾ったコインは薬指と小指の所にためておく

④親子で競争すればゲーム感覚で楽しめますね。
⑤さらに片手でコインを持ったまま貯金箱に入れる動きをプラスすれば、もっと指先を使うことができます。

また、このコイン拾いは服のボタンの留め外しにもつながるのでさらにオススメです!

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【トレーニング箸の効果は?】

トレーニング箸、よく耳にするものではエジソン箸(指を入れるリングが付いたもの)などがありますが、その効果や賛否はいろいろあります。

結論から言いますと、僕が20年保育士&幼稚園教諭をしてきた経験上、スプーンが持てるようになったら、『普通の箸に移行した方がいい』と思います(あくまでも僕個人の見解です)。

なぜかと言うと、トレーニング箸では箸の持ち方は身に付かないと(僕は)思うのです。

そのためトレーニング箸から普通の箸に移行する時、もう一度持ち方を教えないといけません。それでは二度手間になってしまいます。

ただトレーニング箸がダメだという訳ではありません。

そこでトレーニング箸のメリット、デメリットにも触れておきたいと思います。

トレーニング箸のメリット

・箸への興味付けになる
・普通の箸よりつまみやすいので自分でできたという達成感は得られやすい

トレーニング箸のデメリット

・持ち方の癖が付いてしまうと直しにくい
・箸に移行する時、もう一度持ち方を教えないといけない

トレーニング箸には以上のようなメリット、デメリットがあります。

トレーニング箸はこんな時に使おう

トレーニング箸の上手な利用方法としては、子どもにお箸に興味を持って欲しい、でも持ち方を教えている時間や余裕がない…そんな時はトレーニング箸に頼りましょう。

こんな補助箸もあります

エジソン箸のように指を入れるリングが付いていない、3点支持箸というものもあります。

箸に印と凹みが付いていて、そこに指を合わせて持てば正しい持ち方が身に付くというものです。

普通の箸に近い形なので、箸の練習にはこちらをオススメします!

【お箸の持ち方】

お箸の正しい持ち方を紹介していきますね。

①図左上(上の箸の持ち方)
 お箸1本を3点支持で持つ

②図右上(下の箸の持ち方)
 1本目のお箸の下に2本目のお箸をいれる(親指の付け根と薬指に乗せる感じ)

③図左下
 お箸を持った状態(お箸の先が揃います)

④図右下
 お箸を開く時は人差し指と中指で上の箸を動かします(下の箸は動かしません)

【お箸の使い方が早く上達するコツ】

図左上のようにお箸を1本持ちます。
手首を動かさないようにしながら、人差し指と中指の2本指でお箸を上下に動かします。
これがお箸を使う時の動作になります。
これを毎日少しずつするだけでも上達具合が違ってきますよ。
ぜひ試してみてください。

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【お箸の練習の進め方】

先程も言いましたように、お箸が持てるようになるのには個人差があります。

まずは焦らず進めることが大切です。

親が言い過ぎてしまうと、食事が楽しくなくなってしまいますからね。

お箸の練習をスムーズに進めるコツは、スモールステップで。

①食べる前に親が手を添えながら正しい持ち方を伝える。初日はこれだけでもOK
②親が手を添えたまま、箸の動かし方を伝え、一緒に食材を摘んで食べてみる。あとはスプーンでも構いません。
③自分でやってみる(食べている途中で持ち方が変わってしまってもそれ以上はとやかく言わない)。

あとはこれを繰り返していきます。

とにかく根気強く。

「何でできないの!」と叱るのはNG❌

お箸でつかめたら、「つかめたね」「やったね!」「自分で食べられてうれしいね!」と一緒に喜んであげてください。共感は大事です。

【お箸でつかみやすい食材を】

やはり自分で箸を使ってつかめた!という達成感も大切です。初めのうちは、お箸でつかみやすい食材を用意することが、意欲を持たせるコツです。

・小房に分けたブロッコリー
・つかみやすいサイズに丸めたごはん
・厚揚げ
・煮た大根
・ホットケーキ

※慣れるまでは常にスプーン(フォーク)とお箸を両方用意しておき、お子さんが好きな方を選べるようにしておいてあげてください。

【まとめ】

今回はお箸の持ち方や練習の進め方、トレーニング箸についてまとめてみました。

もし今お箸の練習を始めようか迷っているママさんがいましたら、まずスプーンがきちんと持てているか見てあげて下さい。

お箸の練習はスプーンがきちんと持てるようになってからで大丈夫ですよ。

日本の文化の1つでもあるお箸、正しく持てることを少しずつでも意識できたらいいなと思います。

お箸を正しく持つことも大切ですが、それ以上に楽しく食べることは大事にしてあげてくださいね。

ちなみにお箸の練習動画でこのようなものを見つけたので載せておきますね。

※↑↑↑こちらは「箸匠せいわ」さんがYouTubeに出しているお箸の練習動画です。

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