あなたは自分のお子さんに、どのように育って欲しいですか?
- 勉強ができる子
- 運動が得意な子
- 積極的な子
- 優しい子
- 何事にも熱中する子
- 協調性のある子
- リーダーシップのある子
- 最後までやり遂げる子
- 朗らかな子
などなど、こんなふうに育って欲しいなというイメージをお持ちですよね。
今回紹介するSTEAM教育は、子どもたちに単なる知識の獲得だけでなく、問題解決能力、創造性、協力能力、批判的思考力などのスキルを身につけさせることができるのです。
STEAM(スチーム)教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の頭文字を組み合わせた言葉で、これらの異なる学問分野を統合的に取り入れ、学習プロセスを促進する教育アプローチを指します。
僕は保育士・幼稚園教諭として20年以上働いていますが、このSTEAM教育を幼稚園教育の中に組み込めないかなと考えました。
そこで今回はSTEAM教育教材「Groovy Lab in a Box」を幼稚園で使ってみた実践結果についてまとめていきたいと思います。
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【ジュニア ステミストの料金と内容】
STEAM教育教材「Groovy Lab in a Box」の、4~7歳対象「ジュニア ステミスト」(全12回コース)に申し込みました。
第1回目の教材は日曜日に申し込んで火曜日には届きました。予想以上に早い到着でした。
月々3,980円(税込み)に送料300円がかかって4,280円です。
僕は月々払いにしましたが、一括払いにするとさらにお得になります。
- 6ヶ月プラン:22,680円(税込み)
(月当たり3,780円) - 12ヶ月プラン:41,760円(税込み)
(月当たり3,480円)
※どのプランも毎月送料300円がかかります。
【ジュニア ステミストのセット内容】
- STEAM実験ツール
- マイク博士のSTEAMレッスン(動画)
- 実験ノート
- 会員限定 科学情報サイト「Beyond」
今回、第1回目の教材に入っていた「STEAM実験ツール」一式の内容です。
初回のテーマは「ひかる車をつくろう!」です。
【ジュニア ステミストで身につく力】
- 表現力
- 創造力
- 自己肯定力
- 失敗から立ち直る力
- 想像力
- 考える力
- やり抜く力
僕が幼稚園教育の中で、子ども達に身に付けて欲しいと思う力ばかりです。
特に僕が注目しているのは、「失敗から立ち直る力」「考える力」「やり抜く力」この3つです。
実際に幼稚園で子ども達を見ていても、「気持ちが切り替えられない子」「考えずにすぐに聞いてくる子」「遊びを転々とする子」などが多いように感じます。
このような子ども達には有効な教材だと思います。
【主な内容】
ただ前述の力が身に付くと言っても、子どもが興味を持たないことには始まりませんよね。
子どもが興味を持つのか?熱中するのか?また興味を持たせるためのコツなど、その辺りを見ていきたいと思います。
「実験ノート」というものが入っているので、それについて見ていきましょう。
①電子と回路について
ここは用語の説明です。大人の援助は必要ですね。実物を見せながらノートの絵と照らし合わせることで、子ども達もそれらを見比べて理解しているようでした。
②電気と静電気
電気について知る静電気の実験。普段から風船遊びをしていたので、この辺りは経験からなんとなく知っていたり、上に兄姉がいる子どもは、「静電気」という言葉もしっていました。
頭に風船を擦りつけるのは大喜び!「うわぁ!髪の毛がくっついた!」と静電気を知っていても、実際に体験するとさらに驚きがあったようです。
「レインコートはどうかな?」「手でやってもくっついた!」と、自分たちで考えて試していました。
この「体験する」「試す」ということが大切ですね。
③マジックショー
子どもたちに、「擦ったストローをこしょうに近づけるとどうなると思う?」と尋ねると、「こしょうはくっつかないやろ〜」と予想する子が多かったです。
食べ物は静電気では、くっつかないというイメージがあるようです。
でもストローを近づけると…「くっついた!!」と大興奮の子どもたちでした。
その後に、静電気で風船がどこにくっつくのか?調べるのも楽しい活動です。予想して試して結果を知る、その繰り返しを楽しんでいました。
また、QRコードを読み込んでの動画(日本語Ver.と英語Ver.あり)で印象に残ったは、失敗した時のフォローもしっかり入っているところです。別の方法でチャレンジしてみよう、とヒントを教えてくれます。
子どもがそこで諦めない工夫がなされていますね。
更に実験に関連した英単語を1つ教えてくれるのも面白いですよ。
④回路について調べる
1から20の順に線をつないで、電子の流れる道(回路)を書いて、電子の流れを知ります。
線つなぎは、次の点を見ながら、点から点へとつないでいくので「手と目の協応力」を育てます。
この力が弱いと…
- 物の数を正確に数えられない(数える声と指さしがズレる)。
- すごろくで上手くコマを動かせない。
- 文字が上手に書けない。
- 文字がマスにおさまらない。
- ぬりえをするときに線からはみ出してしまう。
- サッカーでボールをうまく蹴ることができない。
- テニスのボールを打ち返せない。
- 虫取りが苦手。 など
ほんの一例ですが、「手と目の協応」って大切なんです。
⑤回路を作ってみる
いよいよ、上の図を元に回路を作っていきます。ちょっと実験ぽくなってきましたね。
子どもたちも「えっ?これで電気がつくの?」と半信半疑な反応。でもこれで電気がついたらすごいぞ、と思ったのか、多くの子ども達の予想は「電気がつく!」でした。
もうこの時点になると「やってみたい!」という気持ちでいっぱいの子ども達でした。
結果にも興味津々です。
いよいよ回路を作ってLEDライトをつなげると、「ついた!」「やったー」とライトがついた興奮と、予想が当たった喜びとで、大盛りあがりでした!
LEDライトが意外と暗めなので、点灯するライトが見やすいように、カーテンやブラインドを閉め、部屋の電気を消して行いました。
20年以上、保育士&幼稚園教諭をやってきた僕も、スチーム教育教材「Groovy Lab in a Box」をオススメします!
【まとめ】
今回はSTEAM教育教材「Groovy Lab in a Box」の「ジュニア ステミスト」の実験を、幼稚園のクラスで行ってみました。
今回僕は、大人1人対子ども20数人で行ったので、前で見本を見せながら子ども達に質問して考える機会を作ったり、全員でできる風船の静電気の活動は、みんな一斉に行ったりしました。
経験の有無など個人差にもよりますが、4歳だと少し理解が難しい所もあるかなと感じます。理解や根気の面でも、できれば5歳の誕生日を迎えていた方がいいと個人的に思います。
5歳を過ぎたお子さんだったら、大人のフォローは必要ですが(ヒントや細かい所の手伝いなど)、興味をもって進めていける内容だと思います。
興味づけをするポイントとしては、
- 「こんなことができるよ」
- 「どうなると思う?」
といった投げかけをしてから取り組むことです。
ある程度、できあがる物がイメージできることで「今からこれをするんだな」と意欲も増しますし、予想を立てて結果と照らし合わせることも、興味や理解を深めることにつながります。
料金的には、この内容で月々4000円程度なら、お得な値段だと思います。
そして何より実際にやってみて僕自身も楽しかった、ということがオススメできる理由です。
あなたもお子さんと一緒に、今話題のSTEM教育【Groovy Lab in a Box】 を楽しんでみて下さい。それが必ずお子さんの力になるはずです。
実際に、スチーム教育教材「Groovy Lab in a Box」を僕も使ってみて、幼児〜小学生のお子さんがいる方に、是非オススメです!
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